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2017.02.12

不祥事、成熟した国内市場、業界再編、トランプ発言、自動車業界のこれから

相次ぐ不祥事、技術提携、伸び悩む国内市場etc…激動の自動車業界の今後を占う!

フォルクスワーゲンの不正問題に始まり、国内メーカーの不祥事、世界規模での技術提携など、話題の多い自動車業界。次世代エンジンが続々と登場する中、クルマづくりはどう変わっていくのか?

【国内メーカー】「トヨタとマツダ」「日産と三菱」の提携に注目

【現状分析 1】

 今、日本の自動車業界で大規模な地殻変動が起こっている。三菱自動車の燃費ねつ造問題に端を発した燃費表示疑惑は他社にも飛び火した。そして、三菱自動車は日産自動車の傘下に入ることが決定。この結果、日産、ルノー、三菱の連合軍は年間新車販売台数で1000万台に迫る巨大連合になった。

 日産・ルノーグループは三菱を手に入れたことで、カルロス・ゴーン社長の野望である世界No.1メーカーへと一歩近づいた。三菱の燃費問題は、しばらく尾を引きそうだが、早くも次期軽自動車の開発に着手。同社の東南アジアでの強さを生かした販売増を目論んでいる。

 一方で、トヨタも着々と次の手を打っている。今年4月に正式に発足したカンパニー制は、豊田章男社長が提唱する「いいクルマを造る」ための第一歩だ。社内を先進技術、コンパクトカー、ミドルサイズ、商用車、パワートレーン、コネクティッド、レクサス、の7つのカンパニーに分け、それぞれに社長を置き、意思決定の速さとフットワークを生かす経営を目指す。これは「いいクルマを造れば生き残ることができる」という社長の信念から生まれたものだ。最近、自動車メーカーがタクシー配車アプリのベンチャーと提携する動きが話題になったが、トヨタがUberに出資したのも〝コネクティッド〟部門が主導した結果だ。カンパニー制導入の成果はすでに表われているようだ。

 上の表を見てもわかるとおり、唯一、国内で他メーカーと出資や提携をしていないのがホンダだ。2輪バイクから汎用、4輪、さらに船舶用エンジン、航空機までを手がけている同社だが、屋台骨を支えているのは4輪部門。最近では埼玉県の寄居に新工場を建て早くから世界6極体制を確立したが、気になるのが各極でのクルマづくりの方向性だ。 以前、八郷隆弘社長に話を聞く機会があったが、その中で、同社のクルマづくりの方針は「世界で売れるモデルを2〜3車種持ち、あとは各極で売れるクルマを造る」というものだった。しかし、今、世界で売れるクルマというのは皆無に近い。北米、南米、日本、中国、東南アジア、欧州の6つの市場はあまりにも購買者の層や環境が違いすぎる。すべての地域に通用するクルマづくりに力を注ぐことで、各国で売れるクルマづくりのほうが手薄にならないか心配だ。

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