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2017.02.09

デュアルSIM搭載の“ハイコスパ”スマホ『HUAWEI Mate 9』を1か月使ってわかった○と×

■連載/石野純也のガチレビュー

 ファーウェイは、PシリーズとMateシリーズ、2つのフラッグシップモデルを、年1回発売している。昨年6月に日本で発売された「P9」は、ライカとの協業で開発された2眼カメラが話題を呼び、SIMフリースマホのハイエンドモデルとしては異例のヒットを記録した。P9は“味のある写真が撮れる”ことで、グローバルでも高い評価を集め、ファーウェイ躍進の原動力となっている。

 そのファーウェイが送り出す、もう1機種のフラグシップモデルが、12月に発売された「Mate 9」だ。元々Mateシリーズは、Galaxy Noteなどの大画面スマホと対抗するために生まれた経緯があり、Mate 9にも、5.9インチのフルHDディスプレイを採用している。P9で好評を博したカメラは、さらに進化。ライカとの協業を継続しつつ、デュアルカメラの画素数が2000万画素に上がり、より精細感のある写真を撮れるようになった。

 日本で発売されたファーウェイ製品では初となる、3GとLTEのデュアルSIM/デュアルスタンバイ対応なのも、Mate 9の特徴だ。これによって、大手キャリアのSIMとMVNOの格安SIMを同時に使ったり、海外で日本のSIMと現地SIMを同時に使ったりすることが容易になった。では、このMate 9の実力はどの程度のものか。今回は実機を買い、約1カ月使ったうえでのレビューをお届けしたい。

ファーウェイの大画面フラッグシップモデル「Mate 9」
ファーウェイの大画面フラッグシップモデル「Mate 9」

■高級感あるボディで、5.9インチながら手にフィット

 Mate 9の本体は金属製で、ディスプレイには端が丸みを帯びた「2.5Dガラス」を採用している。ビジネスマン向けをうたう端末なだけに、落ち着きのあるデザインで、金属の質感も高い。5.9インチとディスプレイは大きいが、ベゼルが非常に細いため、大きさをあまり感じさせないのもMate 9の優れた点と言える。手に取ったとき、「数字で聞くよりもコンパクト」だと思ったのは、そのためだ。

ベゼルが細く、本体背面が緩やかな丸みを帯びているため、手にフィットする ベゼルが細く、本体背面が緩やかな丸みを帯びているため、手にフィットする
ベゼルが細く、本体背面が緩やかな丸みを帯びているため、手にフィットする

 背面には金属素材を採用しているが、購入したシャンパンゴールドに関しては、光沢加工が施されている。金属の上にフィルムが張られているような、独特な印象で、素材の持つヒンヤリとした質感が触覚で味わえないのは少々残念なポイント。シルバーはマット加工になっているため、金属ボディが好きな人は、そちらを選んだ方がいいかもしれない。

写真では分かりづらいが、シャンパンゴールドは光沢のある加工が施されており、“金属っぽい”触感がない
写真では分かりづらいが、シャンパンゴールドは光沢のある加工が施されており、“金属っぽい”触感がない

 一方で、この加工のおかげで、実用性が増している点には注目しておきたい。金属そのままのサラサラなボディだと、ツルッと指が滑ってしまうことがある。これに対し、シャンパンゴールドのような光沢加工が施されていると、本体に指が吸いつくようになり、本体を安定して持てる。ディスプレイサイズの割にはコンパクトに仕上げられているとはいえ、やはり5.9インチの液晶でボディは大型のため、落下を防ぐ観点では、このような加工を施すのが正解と言える。実際、1カ月使ってみて、片手操作する場面も多くあったが、まだ一度も落下していないし、結果として画面やボディには傷がついていない。

 筐体だけでなく、ソフトウェアにも片手での操作がしやすくなる工夫が盛り込まれている。画面そのものを小さくできたり、キーボードを左右どちらかに寄せられたりするのはもちろんだが、筆者が便利だと感じているのは、指紋センサーで通知を表示できる機能。Mate 9は背面に指紋センサーが搭載されているため、片手で持ち、ここを人差し指で上から下になぞるだけで、画面の上から通知が降りてくる。慣れてしまうとクセになり、ついついほかの端末でも人差し指で背面を探ってしまうほどだ。

画面の縮小表示が可能で、片手操作用のキーボードを搭載 画面の縮小表示が可能で、片手操作用のキーボードを搭載
画面の縮小表示が可能で、片手操作用のキーボードを搭載

指紋センサーで通知を表示させることができる
指紋センサーで通知を表示させることができる

 ただし、そのために指紋センサーを利用できるシーンが限定されてしまうトレードオフがある。前面に搭載されているiPhoneシリーズやGalaxyシリーズとは異なり、Mate 9は、机の上などに置いたまま、サッと指紋認証を解除することができない。特にMate 9は指紋センサーの精度が非常に高く、スピードも抜群に速い。体感では他のスマホを大きく上回っており、「本当に指紋を読み取ったのか?」と当初は疑ってしまうほどだった。これが側面にあれば、机の上に置きながら使う際に、もっと便利になりそうだが、反面、上記のような操作はしづらくなるので悩ましいポイントと言える。

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