ちょっと気になったのはドライブモードの切り換え。スポーツ、ノーマル、エコが選べるのだが、プリウスのようにセンターコンソール上のスイッチではなく、ステアリングスイッチでインフォメーション内の画面で切り換える面倒臭さがある。エアコンの温度調整のように、ディスプレイの温度表示部分のすぐ下にスイッチがあり、直感的な操作、人間工学にこだわったいい面もあるのだが、そこは改良の余地ありだ。
個人的にはHV、ダウンサイジングターボの選択は好み、予算でよいが、ニュルブルリンクで鍛えた走りに注目するならば、18インチタイヤを履くHV G、G-Tを薦めたい。装備差もあって約26万程度の差はあるものの、エモーショナルなエクステリアデザインに合うタイヤ&ホイールサイズは18インチだと思えるし、なによりも走りの質感、フラットライドに徹した乗り味、ステアリングフィールの気持ちも良さ、安定感で上回るからだ。
文/青山尚暉
モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。
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