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2017.02.07

カワサキやヤマハなど二輪メーカーがロボット生産でリードしている理由

■連載/一条真人の検証日記

かつてはSFの世界のなかの出来事だったが、今やコンシューマーレベルでもロボットが話題になることが増えた。身近なものとしては個人向けのロボットとしてシャープから「ロボホン」が登場し、人気を集めている。ソフトバンクの「ペッパー」もあるが、これは個人用というよりは、現時点では企業やお店の受付など法人需要が主なようだ。

ビジネス用のロボットは生産性を向上させるようなロボットから、ペッパーのような受付で使われるサービス(コミュニケーション)ロボットまで幅広い。これらは休みなく高速に動いて、人間にはない生産性を発揮してくれる。

そんななか、東京ビッグサイトで「ロボデックス展」というロボット産業のイベントが開催されたので取材に訪れた。

今回が第1回となるロボデックス展。
今回が第1回となるロボデックス展。

■バイクのKAWASAKIのコーヒーを入れるロボット

会場を入ってまず目についたのが、KAWASKIのブース。ここでは「duAro(デュアロ)」というロボットがコーヒーメーカーでコーヒーを入れてくれるデモをやっていた。これは2つのアーム、デュアルアームを備えたロボットで、2015年10月に発売されたものだという。2つのアームを備えた生産型ロボットは現時点では唯一で、通常のワンアームのロボットよりも複雑な処理、人間が両手で行うような処理を行うことができるという。

デュアルアームを備えたKAWASKI「duAro」
デュアルアームを備えたKAWASKI「duAro」。

このduAroのブースでは速度制御なしに「制限解除」モードで高速に動くduAroもデモされていた。このモードはより高速に処理をするために搭載しているのだが、マシン自体の痛みが速くなるというデメリットを持っているという。

■三次元映像処理がロボットの「掴む」を変えている

KAWASAKIと言えば重工業、あるいはバイクという印象があるので、このようなロボット分野でも先進的なものを作っているのに驚かされた。しかし、それはその隣のブースで同じくバイクメーカーでもあるYAMAHAの関係者と話をしていて、ある程度、納得することができた。

そこにはYAMAHA製のワンアームで高速に動くロボットがデモをしていたのだが、YAMAHAが現在、ロボット事業に関わっているのはもとはと言えば1980年代のホンダとのスクーター市場でのHW戦争とも言われた激しい戦いのなかで高速な生産が必要で、ロボット生産技術が培われ、現在ではその技術を使ったロボット製品を市場にフィードバックしているのだという。

バイク生産で培われたヤマハのロボット生産技術。
バイク生産で培われたヤマハのロボット生産技術。

ちなみに、このブースはペネックという会社のブースで、「Next Robot」として次世代のロボット技術の展示を行っていた。それでは何が次(次世代)のロボットなのか?

そこでは整然と並べられたもののではなく、適当に置かれたものをロボットが取って作業をするデモのムービーが流れていた。このビデオの映像はイタリアの工場で実際に使われている技術で、「Smart Pick 3D」と呼ばれているという。

一般ユーザーはSF映画などで見慣れているので、そんなことは普通だと思うかも知れないが、このような技術が現実に使われるようになったのはごく最近、この数年のことなのだという。これを可能にしたのが空間を把握できる三次元映像処理技術だ。最近の映像処理技術がこのようなことに貢献しているという。

適当におかれたものをロボットが取って作業していく「SmartPick 3D」技術。
適当におかれたものをロボットが取って作業していく「SmartPick 3D」技術。

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