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2017.01.31

クロコダイル、コードバン、パイソン、オーストリッチの「もったいない」をつなぎ合わせて作った『ReLEATHeR』

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆年間に2トンも出ている廃棄革がオンリーワンの製品として生まれ変わる

 廃棄されてしまう革を使って新しい製品に生まれ変わらせるプロジェクト「ReLEATHeR」(別名:もったいないレザー)」の活動がスタートした。このプロジェクトはモバイルやステーショナリー関連グッズを展開しているヒロコーポレーションと、「もったいないプロジェクト」をプロデュースしているエードットがタッグを組んだもので、廃棄革を使った小物アイテムを2月下旬より販売する。

クロコダイルやコードバン、パイソン、オーストリッチなど、もったいないをつなぎ合わせてできた「ReLEATHeR」製品

「私たちが取引している2か所の工房で、1年間に1トンずつ計2トンも廃棄される革が出ている。この革をなんとか再利用できないかと考え、食のジャンルでも『もったいないアクション』を推進しているエードットと、お互いの想いが一致しプロジェクトが立ちあがった。

クロコダイルやコードバン、パイソン、オーストリッチなど、もったいないをつなぎ合わせてできた「ReLEATHeR」製品

 牛革、山羊革のほか、クロコダイル、オーストリッチ、コードバン、パイソンなどエキゾチックレザーも牛革の20分の1ぐらいの割合で出てくる。こうした捨てるにはもったいない廃棄される革をつなぎ合わせて製作したのが『ReLEATHeR』の商品。

 製作工程が多く、デザイン、色選びから、革を合わせて縫製していく作業と、手間に関しては通常製品の5~10倍かかる。またインナーは廃棄される革ではなく、表のパイピング技術は日本特有のものなので、その部分は原価や職人の労力が加わる。我々としては採算性よりも社会的意義に観点を置いているが、同じものが二つとない希少性は大きな魅力だと思う」(ヒロコーポレーションCEO 向山 孝弘さん)

クロコダイルやコードバン、パイソン、オーストリッチなど、もったいないをつなぎ合わせてできた「ReLEATHeR」製品 クロコダイルやコードバン、パイソン、オーストリッチなど、もったいないをつなぎ合わせてできた「ReLEATHeR」製品

「ReLEATHeR」の商品は、中国の工場での工程と、日本の工場での工程の2つのステップで製作されている。日本の職人技術を受け継いだ中国の職人の手により、色も素材もバラバラな廃棄革をつないで美しく見える組み合わせを選定。ゆがみのない切れ味の良い抜き型を使い、熟練の革漉きの技術で正確で均等なパーツに仕上げる。さらにパーツをパッチワークに沿って縫い合わせる。

 中国で仕上げたエキゾチックレザー以外が縫い付けられた製品と、各製品のインナーに使用される芯材が日本に送られ、メインの工程を日本の職人が行う。同社ではもともと「Rebonally(リボナリー)」とブランドを展開しているが、こちらは日本の製造業の復活と、日本の職人の技術を継承し100年先まで残したいという願いから生まれたブランドで、職人の手作業によるメイド・イン・ジャパンにこだわった革製品をリリースしている。「ReLEATHeR」プロジェクトでもその技術が反映され、美しいステッチラインを出すのが難しいエキゾチックレザーの縫製や、習得に10年以上かかると言われる「パイピング加工」や「へり返し合わせ」といった工程を経て完成する。

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