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デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』

2017.01.29

■商品として魅力的か? ★★★(★5つが最高点)

 思い切ったボディの造形やボディカラーの採用などから、商品としての特別感を期待したが、それは見付からなかった。インテリアもごくごく常識的な造形で新しい試みが皆無だ。ドアの内張や天井に格子状の凸凹を付けたり、メーターフードに別の素材を貼り付けたり変化を付けようとしているけれども、表層的なものだ。

デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』 デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』

 操作系統の集約化がほとんど行なわれておらず、ボタンやスイッチがたくさん並んでいて煩わしい。それでいて、センターコンソール最前部のボトルホルダーの左側には何にも使われていない斜面があり、スペースを無駄にしている。同じように、カーナビモニター画面の左側には独立したデジタル時計があって、その時間と分、秒の修正用の小さくないアナログのボタンが並んでいる。これもスペースの無駄だ。造形における緊張感が希薄だ。

デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』 デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』

デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』

 ドライバーとクルマのインターフェイスについての新しい取り組みや提案が何も見当たらないので、肩透かしを喰らったような気になる。ボディーのデザインを見る限り、何か新しいクルマを造ろうという意欲を感じさせられるのだが、ドアを開けて走り出すとその期待に応えてくれるものがない。極めて常識的な造形で、インターフェイスにも新機軸がない。Car PlayやAndroid Autoを使うこともできない。

デザイン以外に個性を見つけにくいトヨタのコンパクトSUV『C-HR』

 保守的な好みと持つ層には好かれるかもしれないが、あえて保守的にするにはもっと違う手法もあるはずだ。とにかく、エクステリアとインテリアがアンバランス過ぎる。どんな人々に何を訴求しようとしているのか、開発陣のメッセージがまったく伝わってこない。

 最も魅力的に思えたのは、鮮やかボディカラーを採用したことだ。しかし、ヨーロッパ仕様にはもっと多くのボディカラーとインテリアトリムが用意されていると聞くとそちらも見てみたくなる。

■関連情報
http://toyota.jp/c-hr/?padid=ag341_from_chr_navi_top

文/金子浩久

モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

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