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定額でデータ量は天引きのau「世界定額」は本当に使いやすいのか?

2017.01.27

 今回、筆者は滞在期間が7日間だったため、1日ぶん無料になることを考えると、auの世界データ定額でかかるのは5880円。AT&Tのプリペイドプランと比べても、料金が安いことが分かる。これなら、無理にプリペイドのSIMカードを買うより、国際ローミングだけで済ませた方がトータルでは安くつく。もちろん、使ったぶんだけ契約しているデータプランからデータ量が引かれてしまうため、一概には比較できない。特に海外渡航時は、マップをいつもより多く見たり、SNSへの投稿が増えたりと、国内にいるときより、データ通信を多く使いがちだ。そのようなときは、事前にデータ容量の大きなプランに変更しておくことをお勧めする。

 昨年の料金プラン改定で、毎月20GB利用できる「データ定額20」が6000円になった。5GBの「データ定額5」を契約している人なら、1000円アップで使えるデータ量が4倍になる。国内、海外に限らずホテルではWi-Fiも有料なところがあり、スマホのテザリングで持っているすべての機器の通信をまかなうこともあるだろう。このようなときは、あらかじめデータ定額20に変更しておくといい。ちなみに、筆者の泊まったホテルでは、Wi-Fiの料金が1デバイス、1泊で10ドルだった。auの世界データ定額もある今、あえてこのWi-Fiを使おうとはまったく思わなかったことは付け加えておきたい。

海外ではデータ通信量が増えがちなので、あらかじめ1つ上のプランに上げておいてもいいだろう
海外ではデータ通信量が増えがちなので、あらかじめ1つ上のプランに上げておいてもいいだろう

 もっとも、国や地域によっては現地のSIMカードが割安になるケースもあり、一概には言えないのが難しいところ。極端な例で言えば、台湾では7日間データ通信が使い放題で500台湾ドル(約1824円)というプランもあり、このような料金と比べると、いくらauの世界データ定額といえども割高に感じる。どの通信手段を選ぶかは、渡航先によってケースバイケースで考えるようにしたいが、通信料が安価な国や地域でも、到着初日だけ国際ローミングで乗り切るという使い方はできる。先に挙げたように、au STARで1日ぶんが無料になるため、現地のSIMカードを買うまでの“つなぎ”にはもってこいだ。

台湾のように、データ通信が割安な国では世界データ定額を“つなぎ”として使うのがオススメ
台湾のように、データ通信が割安な国では世界データ定額を“つなぎ”として使うのがオススメ

 満足度が高い世界データ定額だが、ネックは対応している国や地域の数がまだまだ少ないところ。アメリカや欧州の主要国など、日本人の渡航が多い国や地域はおおむねカバーしている一方で、中国やグアム、マカオなどは期間限定となっており、2月28日までしか提供されない。特に中国は日本からも近く、しかもWi-Fiや現地のSIMカードには政府の制限がかかっているため、TwitterやGoogleなどにアクセスできない。そのような制限のない国際ローミングが、もっとも重宝される国の1つと言えるだろう。対応国を増やすのと同時に、中国なども期間限定とは言わず、ぜひ恒久的な対応国に加えてほしい。

【石野's ジャッジメント】
UI         ★★★★
連携&ネットワーク ★★★★
料金        ★★★★
*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

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