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ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる?JIS表示改正で変わるクリーニング最新事情

2017.01.26

◆ウェットクリーニングはクリーニング業界の救世主となるか

「ラグーン」はISOの試験機をベースに商業用として開発したもので、ウェットクリーニング表示が付いたものは「ラグーン」で洗えるという信頼性が大きなポイントになっている。

「ウェットクリーニングは業者が独自の判断で洗っているので、洗濯表示で統一するのは難しかったが、目安をつけるということで、衣類のダメージの度合いを見るMA(メカニカルアクション値)を設けた。ラグーンはMA値比較テストでも良好な数値を出している。

ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる!?JIS表示改正で変わる新しいクリーニングの形

 ラグーンはポンプで水を循環させて泡で衣類を包み、それをシャワーで洗うという方法なので、衣類へのダメージを少なくして洗浄できるのが特長。低いMAで高い洗浄力がある。実際の洗浄テストの結果が他社と比べて群を抜いているのも、支持を得ているポイントではないかと考えている」

ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる!?JIS表示改正で変わる新しいクリーニングの形

 また乾燥機は、他のメーカーにはないタンブル乾燥も大きな特長だ。熱をかけながら回転させて乾燥させるタンブル乾燥は縮みの原因のひとつとなるが、乾燥時間を短くできるというメリットもある。

ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる!?JIS表示改正で変わる新しいクリーニングの形

「タンブル乾燥を採用できたのは二つの理由がある。ラグーン専用の仕上げ剤であるコンディショナーが膨張剤の役割を果たし、熱を加えることでしわを伸ばす。もう一つが、縮みの大きな原因となる過乾燥対策。水分が飛んでいるのにさらに乾燥させると縮みが大きくなるが、ラグーンの乾燥機は乾燥の具合を時間ではなく、センサーで感知した湿度で判断するので過乾燥を防ぐ。タンブル乾燥だと約20分で乾燥が終了するので、仕上げまでの時間を大幅に短縮でき、預かってから返すまで最短で55分というシステムも魅力だと思う」

 クリーニング施設数は年々減少し、クリーニング料金はこの20年間でほぼ横ばいの状態になっている。さらに家で手軽に洗える衣類を選ぶ人も増え、おしゃれ着でも洗濯機の機能向上や専用洗剤の登場で、家庭で洗う人も多い。クリーニング業界の経営環境は厳しいのが現状だが、手軽に導入できるウェットクリーニング専用機の登場で、業界でも新しい流れが出てくるのではないかと同社は見ている。

 ウェットクリーニングの可能性について、エレクトロラックスプロフェッショナルの日本・韓国地域代表、浅井 伸宏さんはこう話す。

「洗濯表示の変更がきっかけとなり、汚れが落ちる、環境に良いということでウェットクリーニングに興味を持つ消費者が増えると思う。私たちだけでなく他社も専用機を出していけば、ウェットを導入するクリーニング店も増えて、さらに消費者に広がっていく。今回の表示改正がトリガーになり、環境に対する意識が高い日本で、ヨーロッパ並みにウェットクリーニングが普及するチャンスがこの1~2年で訪れるのではないか。

 クリーニングは単価も下がっており、価格競争ゆえに経営が厳しいところも多い。新しい風が吹くことで市場が広がるので、業界の再興にもなり得るし、消費者にも新しいツールが出てくることで、双方にメリットをもたらすと思う」

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