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2017.01.26

ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる?JIS表示改正で変わるクリーニング最新事情

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆2016年12月に改正された洗濯表示(ケアラベル)で洗濯はどう変わる?

 衣類に付いている洗濯表示(ケアラベル)が昨年12月から新しい表示方法になった。今まで日本独自だった記号を世界共通の記号に統一し、高機能の洗濯機や乾燥機の普及に対応できるように、従来の22種類から41種類に増加。より細かな表示により、ファッションの多様化で複雑化した加工商品にも対応できるといった、商業クリーニングを支援する目的もある。

 改正により新しく加わった表示がウェットクリーニング処理記号。本来はドライクリーニングすべき衣類を水で洗浄できる方法で、ドライクリーニングでは落としにくい汗などの水溶性の汚れを取り除くことができる。ただし、こちらは専門知識と技術のあるクリーニング店で対応する表示で、家庭の洗濯機で水洗いできるという意味ではないので注意。

ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる!?JIS表示改正で変わる新しいクリーニングの形

 衣類の8~9割は水溶性の汚れだが、水で洗うとウールはもちろん、コットン、化繊でも縮むというリスクがある。とくにウールの場合、水を含むと毛が立ち、乾くと縮むので、水洗いして毛が立った状態で洗濯機のアクションをかけると毛が絡んでしまう。その状態で乾燥させるので毛が引っ張りあったままとなり縮みの原因となる。石油系で洗うドライクリーニングはウール素材の毛が起きないので絡むことがなく、縮みを抑えることができる。

 こうしたリスク回避もあり、日本のクリーニング業界ではドライクリーニングが主流となっているが、ドライでは汗ジミなどの水溶性の汚れは落ちにくく、クリーニングした衣類を、シーズンを越して再び出したときに臭いが気になるということも。また、特殊加工の衣類も増えており、ドライクリーニングによるダメージでトラブルが起こることもある。

ドライクリーニングすべき衣類が水洗いできる!?JIS表示改正で変わる新しいクリーニングの形

 世界的なトレンドでは、健康や環境に考慮しドライクリーニング溶剤の規制を強化しており、クリーニングも水洗いが主流になっている。日本でも環境省が、ドライクリーニング溶剤に含まれるVOC揮発性有機化合物を2020年までに30%の削減を求めているものの、縮まないという安全さからドライが主流のままで、水洗いに切り替えができていないのが実情だ。

 今回の洗濯表示改正で、世界基準であるウェットクリーニングをもっと一般に普及できるチャンスとして洗濯機各メーカーが業務用ウェットクリーニング対応機を出しているが、エレクトロラックス社もそのひとつ。北欧の家電メーカーとして知られている同社は、世界最大の業務用ランドリーブランドであり、ISO(国際規格)のウェットクリーニング洗浄試験の基準洗濯機(FOM71CLS)として採用されている。

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