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2017.01.28

レクサスから登場した久々の大型クーペ『LC500』の完成度

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 日本で今春の発売が予定されているレクサスの大型2ドアクーペ「LC500/500h」の価格がアメリカで発表された。アメリカでの価格は「LC500」が9万2000ドル(1039万6000円)から、「LC500h」が9万6510ドル(1090万5630円)から。「LC500」と「LC500h」は、エンジンが違う。「500」が5.0Lの自然吸気V8で、「500h」は3.5L、V6ハイブリッド。その「LC500/500h」に、ひと足先にスペインのセビリア郊外の一般道とサーキットで乗ってきた。

■機械として優れているか? ★★★★(★5つが最高点)

 最初に乗ったのは「500h」。旧市街のホテルの前から乗り始めて、まず最初に好印象を抱かさせられたのは上質な乗り心地だった。ヨーロッパの古い町によくある石畳の凹凸を柔らかく吸収しながらも、引き締まった乗り心地は心地よい微かな緊張感を伴っている。赤信号で停車するとアイドリングが止まり、静かな車内はさらに静かになる。

レクサスから登場した久々の大型クーペ『LC500/500h』の完成度を探る

「500h」は3.5L、V6にモーターを組み合わせ、299ps/6600rpmの最高出力と35.5kg-m/4900rpmという最大トルクを発生している。後輪駆動で「Sパッケージ」には四輪操舵が装着される。高速道路でペースを上げていっても、スムーズな加速は衰えを見せない。パワーとトルクをより強力な加速に変換するために4速のギアボックスを組み込んでいるが、モーターとエンジン双方からのパワーを巧みに引き出している。スムーズで静かだから、いい意味でスピード感が希薄だ。

レクサスから登場した久々の大型クーペ『LC500/500h』の完成度を探る

 ただ、S+モードで3000rpm前後にアクセルペダルを強めに踏み込むと、モーターの唸る音が聞こえてくるが、この音があまりいい音ではない。“サウンド”ではなく、どちらかと言えば“ノイズ”の一種類に聞こえる。演出次第なので、改善が待たれるところだ。ハイブリッドのパワー特性について、さらに欲を言えば“ハイブリッドらしさ”をもっと強めてもらいたい。スムーズで静かなのは素晴らしいのだが、ちょっと行儀が良過ぎる。エンジンとは異なった、電気ならではの素早いレスポンスとトルクの塊をもっと強調してもいい。今後に期待したい。

 一般道と高速道路を通じて、上質な乗り心地は終始変わらなかった。低速から高速まで、硬めだけれども引き締まっていて、それでいながら細かくキツいショックは巧みに吸収している。ECO、COMFORT、SPORT、SPORT+、NORMALと、どのモードでもその美点は共通していた。パワーステアリングの電動制御もナチュラルで、サスペンションとの連携がうまく取れていた。

レクサスから登場した久々の大型クーペ『LC500/500h』の完成度を探る

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