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2017.01.28

「複眼化」「Alexa」「5G」スマホはまだまだ進歩する!

 ITや家電の分野で世界最大規模の見本市となる「CES 2017」が、米・ラスベガスで開催された。今年の主要なテーマは、人工知能(AI)や自動運転などになると言われており、実際、会場を流し見た限りでは、関連した展示も多かった印象だ。一方で、筆者は自らの得意分野である、スマホやモバイル通信を中心に取材を進めた。

 とは言え、スマホの成熟化が進み、モバイルはCESのメインテーマではなくなりつつあった。昨年、一昨年あたりに騒がれていたウェアラブルやIoTも、CESではすっかり当たり前のものになり、注目度は落ちてきている。かく言う筆者も、今年のCESには、そこまで大きな期待を抱いていなかったというのが本音だ。ところが、ふたを開けてみると、今年のCESは、モバイルの分野でも、いい意味で予想を上回る展示、講演が少なくなかった。

ラスベガスで開催された「CES 2017」
ラスベガスで開催された「CES 2017」

■複眼化するスマホのカメラ、ASUSは「Tango」対応ZenFoneも発表

 ファーウェイが他社に先駆け「honor 6 Plus」や「P9」に搭載し、アップルの「iPhone 7 Plus」などにも広がった2眼カメラ。被写体との距離を測ってボカしをかけられたり、焦点距離の異なる2つのレンズを切り替えてズーム的に使えたりといった機能は、カメラを2つ搭載しているからこそのメリットだ。画像の処理能力を生かすという点では、デジカメとは違う、コンピューターであるスマホならではの機能とも言える。

 CESでは、このトレンドを多くのメーカーがキャッチアップしていた。ファーウェイはミッドレンジの「honor 6X」を、ZTEも同クラスの「Blade V8/V8 Pro」をCESで発表。どちらも、デュアルカメラを搭載しているが価格は200ドル前半から中盤。日本円だと、3万円を切る価格設定の端末で、いわゆる普及価格帯のモデルになる。このレンジの端末に搭載されれば、一般層への広がりも期待できそうだ。

デュアルカメラを搭載したミッドレンジモデルの「honor 6X」 デュアルカメラを搭載したミッドレンジモデルの「honor 6X」
デュアルカメラを搭載したミッドレンジモデルの「honor 6X」

ZTEの「Blade V8」も、デュアルカメラを搭載。日本でも発売を予定する ZTEの「Blade V8」も、デュアルカメラを搭載。日本でも発売を予定する
ZTEの「Blade V8」も、デュアルカメラを搭載。日本でも発売を予定する

 これに対して、ASUSはiPhone 7 Plusと同様、2つのカメラをズームに使うアプローチを打ち出してきた。それが「ZenFone 3 Zoom」。HOYA製のレンズユニットを使って光学的にズームを実現した先代の「ZenFone Zoom」とは異なり、ZenFone 3 Zoomでは25mmと59mmという2つのカメラを切り替える仕様になった。これによって、約2.3倍のズームが可能になる。

「ZenFone 3 Zoom」は2つのカメラをズームに活用
「ZenFone 3 Zoom」は2つのカメラをズームに活用

 ASUSのもう1機種も、複眼のカメラが特徴。同社の「ZenFone AR」は、背面に通常のカメラのほか、魚眼カメラ、赤外線センサーを使って、空間を丸ごと記録。ディスプレイに映った現実の空間に、デジタルの情報を重ね合わせることが可能だ。Tangoは、すでにレノボの「Phab 2 Pro」が対応しているが、ZenFone ARは、さらにGoogleのVRプラットフォーム「Daydream」にも対応する。2つを組み合わせれば、リアルタイムに見ている風景に、情報を表示する「MR(Mixed Reality)」のような使い方もできそうだ。

Googleの「Tango」と「Daydream」に両対応した「ZenFone VR」 Googleの「Tango」と「Daydream」に両対応した「ZenFone VR」
Googleの「Tango」と「Daydream」に両対応した「ZenFone VR」

 複眼のカメラを搭載し、それがスマホの処理能力と組み合わさったことで、カメラが単なるスナップ撮影の道具以上のものになる。今はまだ進化の途上で、決定打がどれになるのかは未知数だが、CESで発表されたスマホからは、そうした“未来”も読み解ける。

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