
アラサー世代を中心に、ビジネスマンにもリュック愛用者が増えている。その背景には、重いノートPCの携帯や自転車通勤、そしてリュックそのものの進化があった!
街中でリュックを見かける頻度が増えた。きっかけは〝リュック女子〟の登場。彼女たちが支持する赤いキツネマークのカンケンバッグが街を席巻。ちなみにこれはスウェーデン王室御用達の「フェールラーベン」の製品だ。同時期に「シャネル」などのハイブランドも新作にリュックを発表し、話題に。
そして今年、ビジネスマンの間でリュックが大ブームだ。背景には自転車通勤(ジテツウ)や、ノートPCの持ち歩きが増えたことがある。そのニーズに応えるように、高い防水性とクッション性を備えたリュックが登場。いずれもバッグとしてはもちろん、PCのギア的な感覚で使えるシンプルなデザインのものが売れている。そんな製品を多数扱う『渋谷ロフト』は売り上げを伸ばし、前年比超えの成長を続ける。「ビジネスシーンに使えるスクエアフォルムのリュックが好調です」(広報・岩坂優さん)。何よりリュックは両手が空くのがいい。バッグ→リュックにすれば、傘を差す梅雨も快適に過ごせるはず。
【渋谷ロフトのリュック売り上げ 前年比約130%】
※渋谷ロフト販売データ
【東京都内の二輪車通勤人口 約1万3000人】
※『国勢調査』(平成22年)の「通勤・通学手段」を参照
【丸の内交差点で1時間チェックしたバッグ:リュック比 6:4】
《No.1》「インケース」1万5500円