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DeNAの「キュレーションメディア」とは何だったのか?

2017.01.25

■記事をまとめる側の姿勢が問われる

石野氏:実はKDDIの子会社であるnanapiも、同じように記事を取り下げているわけですよ。あそこもメディア戦略がふわふわ、ちゃらちゃらしている。上っ面のトレンドだけを追いかけていると感じてしまうこともあります。

法林氏:くり返しになるけど、優秀な編集者がいるからこそ仕事が成立していると思っている。今はどんどん雑誌がなくなっていて、編集の仕事から一歩引いた人がたくさんいる。そういう人を雇って、ちゃんとしたメディアを作ろうとしたら作れたはず。昔、コンピュータ雑誌は技術雑誌しかなかったけれど、そのうちエンターテインメント的な雑誌が出てくるようになった。一般雑誌を辞めた人たちがコンピュータ雑誌の編集部に入って生まれたものもある。そういうことをやらなかったDeNAやNAVERはダメですとしか言えない。ただの手抜きですね。

石川氏:あの釈明会見の裏で「Yahoo!個人」のイベントもあったんです。自分は、本当はそちらに行く予定だった。Yahoo!個人は、Yahoo!のブランドが付いていますが、結構ちゃんとしていて、書き手にきちんとお金が入る仕組みがある。ページビュー(PV)によって変わるし、だから炎上狙いも多いけれど、一応、ライターにお金が入るし、年々金額も上がっているし、取材費もある。編集部が企画して、ライターが書いて、ページを作る場合もあるし、ライターからの企画も受け付けている。Web媒体のちゃんとした編集部になっている感じがする。おそらく、編集部にレガシーメディア経験者がいっぱいいるんです。また、Yahoo!はいろんな出版社や新聞社の情報を扱っているので節度が守られている気がします。ただ一方で、最近、主にスポーツ新聞が、Yahoo!狙いでラジオやテレビ番組で流れたことをそのまま「○○がこんなことを語った」とまとめて記事を作っている。それはちょっと違うんじゃないのって思うこともある。

石野氏:そこはYahoo!の功罪ですね。ドコモの「dマガジン」にしても、dマガジン狙いで、水増しとはいわないけれど、ページを無理に増やしている雑誌がある。まとめる側の力が大きくなると、コンテンツに影響を与える部分はありますね。

石川氏:そうね。各出版社がdマガジンで儲かる雑誌作りをし始めると、それは違うだろうな。あくまで紙のフォーマットで読めることがdマガジンの良さで、dマガジン攻略的な雑誌になってくると、読者は違和感を持つ。そうなったときに、ドコモ側が「そうじゃないですよ」といえるかどうか。

石野氏:SEO(Search Engine Optimization、サーチエンジン最適化)や、dマガジンオプティマイゼーションに負けないようにできるかどうか。

石川氏:負ければ、結果的にdマガジンの立ち位置を下げることになる。

石野氏:今回のGoogleとDeNAに近いですよね、ドコモがGoogleで、各雑誌がDeNAだとすると、dマガジンの仕組みがハックされてしまって、本当に読まれているわけではない雑誌が上位に上がってくると良くない。

 ただ、今回のDeNAやNAVERまとめの件と比べたら、コンテンツの作り手に還元しようとしているdマガジンという仕組みはいいし、それをやっているドコモもしっかりしていると思います。

石川氏:著作権にうるさい人ばかりだからね。大手出版社を敵に回したりはしないでしょう。

法林氏:そうはいうけど、僕はレガシーメディアに写真をパクられたことがある。2001年、2002年くらいのときで、ネットに載っているから使っていいと思って使ってしまった、という言い分だった。

石野氏:たまにありますね。でも、そういう場合にはちゃんと菓子折り持って謝りに来るじゃないですか。

法林氏:ちゃんと謝ったし、お金も支払われた。今は、問い詰める方が疲れちゃうくらいの状況。やっぱりひどいね。

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