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DeNAの「キュレーションメディア」とは何だったのか?

2017.01.25

石野氏:回収してくれるなら、僕も依頼するな(笑)。NAVERまとめには、ザクザクと僕らの記事が出てきますよ。

石川氏:あれを記事1本3万円、写真1枚2万円とかで請求して回収したいな。インターネットの世界で印税生活が待っているかもしれない。

石野氏:まさかのNAVER長者。

石川氏:弁護士事務所、やってほしい(笑)。そういうこともあるので、サイトを非公開にしたのはズルいよね。せめて「コピーしているかもしれません」といった但し書きを出した上で見られるようにしないと、盗んだ者勝ちになる。

石野氏:僕らが被害に遭っているのは、どちらかというとDeNAのサイトよりもNAVERまとめ。NAVERまとめは巧妙なことに、名前や媒体名で検索しても記事が出てこない。「スマートフォン」とかで検索して、1つ1つ記事を確認していくしかない。「格安スマホ」で調べて上から順番に見ていってたら、@DIMEに自分が書いた記事がたくさんコピーされていました。

房野氏:じゃあ、@DIMEは掲載料を請求できますね。

石野氏:できますね。出版社はチャンス!

房野氏:法林さんは、今回のDeNAの件について、どう思われますか。

法林氏:僕は「モバゲータウン」として儲かっている時代から、彼らは、お金は稼ぐけど社会貢献はしないと感じていた。モバゲーは儲かっているけど、モバイル業界は儲かっていないという構図。端末メーカーやキャリア、周辺の媒体に何も還元されていない状態があった。でも、媒体に対しては記事を掲載しろとか、掲載するんだったらこうしろとか高飛車な態度で、そういったことも含めて非常に違和感を持っていた会社が、東証一部に上場し、球団を持ち、今回の騒動を起こしたら、「すみませんでした、こんなにマズイとは思いませんでした」みたいな回答。どういうつもりだと思うわけですよ。

 石川君、石野君も言った通り、メディアは儲かるものではない。1円ライターという表現は非常に残念だけれど、ライターなんて、そんなに簡単にはなれるものでもないと思う。ここにいる人たちは名前がある程度出ているけれど、それを未来永劫保持できるかというと、そんな簡単なことではないと思う。そして僕自身は、ライターは編集者ありきだと思っているんです。いかにして編集者がライターの引き出しを開けるかが勝負だと思っている。編集者が、あなた(ライター)にはこんな一面があるんじゃないですか、あなたにこんな話題について書いてほしいといって引き出しを開けて、必要なら手助けする。書き手として成長していってくださいと思えることが大事。そういう編集者がいるからこそライターが成立しているんだと、仕事を始めたときからずっと思ってきた。

 DeNAのメディアは編集者ゼロの状態でやっていたわけなので、そりゃ申し訳ないけれど、記事の"てにをは"を直すレベルどころではない仕上がりだと思うし、コピーに頼らざるを得ないよねと思う。

 モバイルの話題には関係ないけれど、本当にライターになりたいなら、悪いことは言わないから、どこか真っ当な出版社がやっている編集部に、アルバイトでいいから入ればいいんですよ。そうしたら原稿の書き方から取材の仕方、カメラの持ち方まで、やっているうちにある程度は分かる。

石野氏:クラウドワーカーという仕組みも、現代の「蟹工船」というか、ひどい搾取の仕組みだと思います。労働者を買い叩くような仕組みを、よくも偉そうに言えるなというのが正直なところですね。インターネットの間違った使い方ですよ。働く側が気軽に働けるからと応募しちゃうので、共犯関係にはあるんでしょうけど、それにしてもひどいと思いますね。

石川氏:雑誌であれば読者層がちゃんとあって、どのメディアにも、こういった人に向けて情報を出すという狙いがあるし、編集長によって方向性も変わる。その編集長に編集者が付いて行き、編集者は媒体に合ったライターをつれてくる。今回問題になっているまとめサイトは、そういうものが一切ない。そこから何も生まれないだろうという気がする。結果として、来るべき時が来たという気がします。

法林氏:DeNAは、東証一部上場会社のくせに、こんな詐欺まがいのことをする会社なんだということを示してしまった。

石野氏:LINEもですね。

法林氏:みんな同じ。

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