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中小企業に転職した人にありがちな転職を後悔する理由

2017.01.24

■連載/あるあるビジネス処方箋

中小企業の「実力主義」にだまされた人の後悔

 30代前半までに、大企業から中小企業に転職をする人がいる。大きな理由の1つが、「もっと実力主義の職場で働きたい」というものである。要は、「自分はもっと優秀であり、あんな上司や先輩にいつまでも仕えたくない」と言いたいのだろう。その思いもわからないでもないが、辞表を出す前に冷静に考えたほうがいい。中小企業に転職をしたことで、後悔する人は少なくないのだ。私がこれまでの取材などで知り得た中で、彼らがよく後悔する理由を5つ取り上げたい。

■見せかけの実力主義

 最も目立つのが、このパターンだ。大企業では社員間の競争に乏しく、優秀とは言い難い上司や先輩に強い不満を感じていた。「こんな人たちの下に仕えるのは、嫌だ」と思った。そこで、中小企業に転職をした。面接のときなどに、社長や役員は「うちの会社は、実力主義。あなたの現在の職場での不満は解消できる」と言っていた。

 ところが、入社すると、大企業以上に年功序列の体制になっている。役員や部長などは、社長の言いなりになる「イエスマン」が並ぶ。しかも、15~30年と勤務してきた人たちばかり。30代半ばまでの人など、ほとんどいない。揚げ句に、役員や部長はたいした実績もない。成果も残していない。どこが、実力主義なのかと入社早々、絶望的な思いを持つ。

■ゆがんだ抜擢人事

 中小企業では「実力主義」と称して、抜擢人事が行われることもある。このことにも、大企業から中小企業に転職をすると面食らうものがある。例えば、20代後半でグループリーダー、30歳前後でマネージャーに、30代半ばで部長になる人がいる。だが、なぜ、選ばれたのかが、周囲の社員にはわからない。本来、昇格などは全社員の6~7割が、ある程度の納得感を感じていないといけない。そうでないと、組織として機能しなくなる。

「実力主義」の名のもと、抜擢された人は、実績も成果も実は同世代の社員とさほど変わらない。部下への指導も育成も十分にはできていない。大企業の管理職と比べて、明らかに見劣りする。大企業に勤務していた人からすると、結局、「実力主義」とは程遠いという印象しか持てないのだ。

■嫉妬心やねたみ、ひがみ

 大企業から中小企業に転職をしたとき、困り果てるのは、周囲の社員たちから嫉妬やねたみ、ひがみをもたれることだ。特に、30代のグループリーダーや課長などが、大企業から転職をしてきた20~30代半ばまでくらいの社員に対抗意識を持つ。ましてや、部下になろうものならば、目の敵にする。自分よりも優秀な部下を認めないのだ。指導の名のもとに、いじめやパワハラなどをして辞めるように仕向けることすらある。

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