
■連載/ペットゥモロー通信
ペットの健康を自分でチェックする方法《皮膚・被毛、食事、排泄物編》
犬や猫の健康状態は、皮膚や被毛、食欲、排泄物にも、顕著に表れるものです。毛ヅヤは良いか、皮膚にトラブルはないか、食欲の有無や水分補給はきちんと摂れているか、排泄物は気になる色や形をしていないかなど、項目ごとにチェックしましょう。
また、年齢を重ねたことで起こる体調の変化や表れる症状もありますが、「年齢のせいだろう」などという思い込みや憶測で判断をするのはとても危険です。健康チェックで少しでも気になることがあれば、すぐに掛かりつけの動物病院で診察を受けさせてください。
皮膚・被毛を見よう
ブラッシングを行う際には、被毛と皮膚の状態をよく見るだけでなく、においも忘れずに嗅ぎましょう。
・ 被毛にパサつきはないか……被毛のツヤがなくパサつき始めるのは、老化現象の一つです。但し、年齢が若いのに毛並みが悪い場合、栄養バランスの偏りが考えられます。食について、動物病院で相談しましょう。
・ 皮膚・被毛はベトついていないか……定期的にシャンプーをしていても、皮膚や被毛のベトつき、気になるニオイがする時、フケが出やすい場合は、皮膚トラブルの可能性があります。
・ 湿疹などが出来てないか……被毛を掻き分けて、湿疹やイボなどの有無を確認します。見つけた場合は、動物病院で検査してもらいましょう。
・ 体をやたらと掻いている……ノミやダニの寄生、アレルギー、カビなど細菌に感染していると、犬や猫は体のあちこちをやたらと痒がります。皮膚に炎症が見られたら、動物病院で治療を受けさせてください。