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スマホ業界のトレンド大予測「スマホの値段は上がるか?下がるか?」

2017.01.23

法林氏:MONOのような、端末購入サポートで割引くから1年間使ってという話は、誰がどう見ても、1年分の通信費で割引を補填していることに等しい。これは分離プラン前の姿になっていて、あの形に持っていったのは大失敗じゃないかと思います。

法林氏
法林氏

石川氏:2007年のモバイルビジネス研究会(総務省が開催した研究会。通信料金と端末価格を分離させた料金や販売奨励金、MVNO事業などについて話し合われた)のときですよね。ソフトバンクが作った月月割にみんな追随せざるをえなかったけれど、なんとなくやめたいと思っている中で、端末購入サポート的なものが増えつつある。たぶん、この流れが進むんだろうと思います。

法林氏:昔の形に戻るってこと。

石野氏:そうですね。当時は購入サポートの金額が明示されていたわけではなかったけれど、それ相当のものがあった上での端末の値段だった。短期の機種変更だと端末価格が高く設定されていましたね。でも、あの形が悪いとは思っていなかったので、端末購入サポートと最低利用期間でいいんじゃないかという気持ちもある。

石川氏:以前は0円、1円だったけど、それが648円になればいいでしょって感じ。

石野氏:0円、1円の安い端末があって、当時最新のドコモ905シリーズとかは3万〜4万円だった。今のガイドラインを普通に読むと、iPhoneが3万〜4万円くらい。安い端末が2万円、1万円くらいから0円に近い価格になるイメージ。

2008年2月15日発売のドコモ「Cyber-shotケータイ SO905iCS」
2008年2月15日発売のドコモ「Cyber-shotケータイ SO905iCS」

石川氏:となると、2017年の端末の値段は以前に戻るな。

石野氏:原点回帰。

法林氏:以前に戻って端末が安く買えることはいいという考え方もあるけれど、それが良くないから分離プランを作ったはずだった。それなのに、なぜ元に戻す方向に進んでいるのか。総務省は何がしたいのか。

石川氏:研究会のメンバーはたくさん変わっているけど、北さん(野村総合研究所 上席コンサルタント 北 俊一氏)は昔からいたから、分かっているはずなのに。

法林氏:モバイルビジネス研究会で、その売り方がダメだといったのは北さんですからね。

石川氏:歴史は繰り返すじゃないけれど、この業界も売り方や料金で歴史を繰り返しているわけですよ。たとえばデータ通信料。従量制だったのが定額制になり、定額制が無理となって従量制になり、20GBとか30GBプランが出てまた定額制に近づきつつある。そう考えると、また昔に戻っているかな。

石野氏:そちらの方が買いやすいといえば買いやすい。

石川氏:古くなったものはどんどん値段を下げていくし、新しいものは高い。モノの値段の流れに合っているかな。

石野氏:ソフトバンクが悪かったということですね(笑)

石川氏:ただ、困るのはソフトバンク。端末代金を割賦債権として運用していろんなお金にしているので、あの売り方でなくなるのは、ソフトバンクとしては好ましくないでしょう。

石野氏:資金調達が難しくなる。

石川氏:他社も似たようなことをやっていると思うので、資金調達として今のプログラムが動いているから、やめるのも結構大変だと思う。

石野氏:それはそれで、端末購入サポートを債券化して動かす、みたいになるかも。

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