
スマホの普及に伴い、ソーシャルメディアは私たちにとってますます身近な存在となった。SNSのタイムライン上に配信される「インフィード広告」は「運用型」が中心となってきており、今後ますます企業の需要が高まると考えている。ジャストシステムが運営する「マーケティング リサーチ キャンプ」では、、そんなSNSの中で特に利用率が高いLINE、Facebook、Twitter、Instagramにスポットをあて、それぞれのアクティブユーザー数や世代別利用率、2016年の動向をなど分析。2017年のソーシャル・マーケティング・トレンドの予測リポートを発表した。
■2017年には7000万人越え?ますます増加するSNS利用率
SNSが私たちの生活に密着しているのは言うまでもない。ICT総研が発表した調査結果(2016.8)によると利用者数は右肩あがりで、2018年度末には7486万人に達する予測。現在の日本人口が1億2692万人なので、(参照;総務省発表2016.12.1)日本人の2人に1人が利用している割合だ。
上記は10代~60代の男女1100人を対象に、2015年12月~2016年11月の期間にSNS利用率を調査した結果。LINEの利用率は2016年5月から60%越え。もはやインフラとなりつつあるLINEは、今後も企業のマーケティング活動にかかせない存在になっていくことが予測される。また他SNSよりも利用率は全体的に低いものの、去年に引き続きInstagramの利用率は上昇。2015年12月は10%だったのが、1年で30%近くまで上昇している。まぁ、私個人の見解としては、匿名アカウントにおけるTwitterの炎上や晒し、実名アカウントにおけるFacebook上の人付き合いや幸せアピール合戦などから、ソーシャル疲れ、ソーシャル離れという言葉が飛び交い、そうした中でInstagramは写真中心で、文章はあっさり。そんなインスタらしさが今の日本人のマインドに一番しっくりときた、ということだろうか。