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2017.01.16

誕生から10年経った今、『iPhone』が何を変えたのか考えてみた

■短期連載/iPhoneに再定義されたもの ~iPhoneが登場し、この10年で変わったこと、変わらなかったこと~

第1回:携帯電話は再定義され、iPhoneの優位は変わらなかった

アップル、iPhoneで携帯電話を再定義」。

 いまから10年前の2007年1月9日(米国西海岸標準時、日本時間では1月10日)、アップルがiPhoneを発表した。当時のリリースにはiPhoneについて

<革新的な携帯電話、タッチコントロールの付いたワイドスクリーンiPod、そしてデスクトップパソコン並のメール、ウェブブラウズ、検索、マップ機能を持つ画期的なインターネット通信デバイスという3つの製品を、1つの小型軽量ハンドヘルドデバイスに一体化した「iPhone(アイフォン)」を発表しました。iPhoneは、大型のマルチタッチディスプレイと先駆的な新しいソフトウェアをベースとする全く新しいユーザインターフェイスを実現し、ユーザは指だけでiPhoneを操作することが可能です。iPhoneはまた、これまでのモバイルデバイスには見られなかったパワフルで洗練されたソフトウェアの時代の到来を告げ、携帯電話の可能性を完全に再定義します。/「iPhoneは他のどの携帯電話よりも文字通り5年は先行した革命的で魅力的な製品です。我々は究極のポインティングデバイスである指を持っています。iPhoneはその指を使ってマウス以来最も革命的なユーザインターフェイスを実現します
と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。>と説明している。

これを見たとき、“携帯電話を再定義”という表現がとても野心的で、iPhoneが5年先行した魅力的な製品というのは妙に具体的であることが印象に残ったことを覚えている。

iPhone生誕10周年の今日、iPhoneが何を変えたのか考えてみた
2007年1月9日(米国西海岸標準時)に行なわれたプレゼンテーションでの一コマ。iPhoneの話題は9時41分から始まったことから、現在に至るまで製品画像の時刻は、この時間を示すというのが通説。iPhoneと製品名を明らかにし、「アップル、iPhoneで携帯電話を再定義」というメッセージもある

 それから10年。携帯電話は“ガラケー”とほぼ同義となり、たしかに携帯電話は再定義された。というか、多くの人が使わなくなった。それまで私たちが携帯電話に求めていたことは、スマホやタブレットなどのスマートデバイスが担うようになったためである。また5年先行した魅力的な製品というのも、あながち外れてはいないというのが率直な印象である。世の中には様々な情報があるので、何が本当なのだろうと自分自身で確かめるべくAndroid搭載機を試してみるのだが、iPhoneと多少違いがあっても、圧倒的に劣ることを挙げるのは難しい。私の偏見かもしれないと何度も自問し、その偏見を取り払ってくれることと期待するが、実際には裏切られ続けている。もちろんGoogleのサービスを使うならAndroidのほうが優れているし、『iPhone 7』登場以前には、防水機能やFeliCa機能については我慢するしかなかった。またMVNO(ドコモ、au、ソフトバンクなどから通信設備を借りて通信サービスを提供する通信事業者)の勢力拡大に伴い、手頃な価格のSIMフリースマホが量販店などでも扱われるようになった。そのため機種選びの際は、機能・性能と価格のバランスも考慮できるようになった。

 とはいえ、同価格帯の機種で比較すればiPhone優位の状況は変わったようには思えない。むしろエントリーモデルの『iPhone SE』の登場や、中古市場が整いつつあるため、誰もがiPhoneを手にしやすくなったとの見方も成り立つ。5年先行しているかどうかは別として、その優位は続いている印象がある。

iPhone生誕10周年の今日、iPhoneが何を変えたのか考えてみた
iPhoneで音声通話をしているデモの様子。スティーブ・ジョブズと会話をしているのは、チーフ・デザイン・オフィサーのジョナサン・アイブ。彼が手にしているのは、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)なのが当時の様子をうかがわせる。

iPhone生誕10周年の今日、iPhoneが何を変えたのか考えてみた
iPhone。携帯電話網でのデータ通信は第2世代(いわゆる2G)のGSM方式のため通信速度は数百Kbpsだった。ただしWi-Fiは802.11b/gをサポートしていたためWi-Fiスポットでの通信は遜色がなかったと言われている。米国や欧州で発売されたが、日本上陸は本機の次に発売されたiPhone3Gから。

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