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2017.01.08

なぜジャガーは新ジャンルへの投資に積極的なのか?

 先月、米国で開催されたLAオートショーで、ジャガーは2018年に発売開始予定の電気自動車『I-PACE』コンセプトと往年の名車ジャガー『XKSS』を現代に新たに蘇らせるという発表を行った。『XKSS』、決してオマージュ系のニューモデルではなく、60年前に数台が生産されたモデルの新車だ(詳細の紹介は後ほど)。 

なぜ、ジャガーは新ジャンルへの投資に積極的なのか? なぜ、ジャガーは新ジャンルへの投資に積極的なのか?

 最近、ジャガー・ランドローバーの勢いを感じている筆者としては、ジャガーが近未来に向けEVという新たな動力を持つモデルの投入することも過去の遺産の復活も、今の状況であれば驚くことはなく、むしろすでにその先への期待が膨らむばかり。近年のモデルのデザイン性やドライビングパフォーマンス性能の向上などが目に見えて明らかだからだ。

 日本でもジャガーは『XJ』『F-TYPE』『F-PACE』『XE』そして『XF』と5モデルがラインナップされている今、そろそろジャガーのデザイン性や先進性などにドイツのプレミアムブランドたちと異なる個性を感じ、気になっているという方も増えているのではないか。

 先月、ジャガー・ランドローバーはグローバルにおけるジャガーの販売台数が前年同期比(第2四半期7-9月)で84%増となり、ジャガー・ランドローバーの営業利益も23%増と発表。ジャガーは新型セダン『XE』と新型SUVの『F-PACE』、ランドローバーは『ディスカバリー・スポーツ』と『レンジローバー・イヴォーク』の貢献が大きい。

 ジャガー・ランドローバー(以下、JLR)と言えば2008年にインドのタタ社の傘下となったが、ブランドそのものは相変わらず英国コベントリーに本拠地を構える英国車。余談だが自動車メーカーの縁組も少なくない昨今、タタとJLRの“お金は出すが口は出さない”関係はどこまで続くのかと静観していた。JLRがタタ傘下となって以降、これまでの経営セオリーや常識、会社の規模にしてはかなり過大な投資が行なわれたと聞く。

 しかし、それが功を奏して急成長&拡大したのは明らかだろう。例えば、2万人以下だった社員は現在、3万5000人〜3万6000人ほどに増え、経営陣はイギリス人を中心としながら、人種もインターナショナルなエグゼクティブたちが集まっているという。また新車開発のリーダーも大ボスは年長者ながら、開発をリードしているのは若手。

 そもそもリクルートからして若手の採用に積極的なのだそうだ。販売台数も2008年あたりでは20万台を割っていたものが今や60万台弱にまで増えた。こうして成果が見えてきたこの2〜3年でようやくJLRがさらにブランド力を高めるために進めている新たなチャレンジも実際、公表しやすくなったと言う。その例として挙げられるのが今回のLAショーでの発表だった。

 これまでJLRには環境性能の高いモデルというイメージはあまり抱くことがなかったのではないか。LAショーで最高責任者であるドクター・ラルフ・スペッツ氏は、2020年までに同社が販売するモデルの半分をハイブリッドやプラグ・イン・ハイブリッド、もしくは電気自動車にするとスピーチ。その1モデルが2018年に発売を開始する『I-PACEコンセプト』だった。

なぜ、ジャガーは新ジャンルへの投資に積極的なのか?

 これには単なるメーカーの台所事情だけではなく、様々な国や北米ではカリフォルニアに代表される環境規制への対応もある。そこにどれだけブランドらしく有意義なモデルを投入できるかが今後は注目されることになるだろう。『I-PACEコンセプト』はスポーティーさや先進性を併せ持つ電気自動車のSUV。0-60mphの加速は4秒。想定航続距離は500km。急速充電も可能な90kWhのリチウムイオンバッテ—リーを搭載する。また駆動方式は2つの電気モーターを前後輪に採用するAWD(前輪駆動)とし、馬力は400PS、トルクは700Nmを発するという。

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