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2016.12.23

気象予報士100人が選ぶ2016年のお天気10大ニュース

気象庁によれば、平成28年12月1日現在で9714名が気象予報士として登録されている。都道府県別では東京都の1743名が最多で、鳥取県、高知県、大分県がともに32名で最少となっている。

一般財団法人 日本気象協会は、日本気象協会に所属する気象予報士のうち100名が選ぶ「日本気象協会が選ぶ2016年お天気10大ニュース・ランキング」を発表した。

日本気象協会が選ぶ2016年お天気10大ニュース・ランキング

■最も印象に残ったお天気ニュースは「地震・大雨・火山噴火 熊本を中心に相次ぐ災害」

2016年に最も大きく印象に残ったお天気ニュースは「地震・大雨・火山噴火 熊本を中心に相次ぐ災害」が他と大きく差をつけて1位に選ばれた。4月に発生した熊本県熊本地方を震源とする、最大震度7を記録した地震に続き、6月に発生した西日本を中心とする大雨、10月に発生した阿蘇山の爆発的噴火など、甚大な被害をもたらした災害が局地的に相次いだことが、強く印象に残ったと考えられる。

日本気象協会が選ぶ2016年お天気10大ニュース・ランキング

■上位にランクインしたニュースに関して

1位 地震・大雨・火山噴火 熊本を中心に相次ぐ災害
熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が4月14日21時26分と16日1時25分に2度発生した。最大震度7を記録した地震は、2011年3月11日の東日本大震災以来。また、最大震度7を28時間以内に2回観測したのは、1923年の観測開始以来はじめてのこと。この地震で、熊本県・大分県を中心に家屋倒壊や土砂災害が相次ぎ、多くの人的・住家・ライフライン被害が生じた。さらに、6月19日から25日にかけて本州付近に梅雨前線が停滞し、その前線上を次々と低気圧が通過したため、西日本を中心に大雨となった。この大雨の影響で土砂災害、浸水害などが発生し、甚大な被害をもたらした。その後、10月8日1時46分には、阿蘇山の中岳第一火口で1980年以来となる爆発的噴火が発生。噴煙は上空1万mを超え、噴石や火山灰による影響が広範囲に及んだ。

2位 北海道に台風上陸3個 被害相次ぐ
北海道では、8月17日に台風第7号が上陸したのち、21日は台風第11号、そして、23日は台風第9号が上陸し、1週間で3つの台風が上陸した。北海道に、1年に台風が3個上陸するのは、1951年の統計開始以来はじめてのこと。これにより東日本から北日本を中心に大雨や暴風となり、特に北海道や岩手県では記録的な大雨になった。8月後半(8月16日から31日まで)は、北日本や関東地方を中心に総降水量600ミリを超えて大雨となった所があったほか、台風第7号上陸後に釧路市では、最大風速31.8メートル(1910年の統計開始以来第1位)の暴風を観測するなど、大きく荒れた天候になった。この影響で、河川の氾濫や浸水害、土砂災害などが発生し、人的被害や住家被害が生じた。また、停電、断水、電話の不通など、ライフラインの被害に加え、鉄道の運休などの交通障害も招いた。

3位 Uターン台風 豪雨被害・東北太平洋側に上陸は史上初
8月19日に八丈島付近で発生した台風第10号は、はじめは南西に進み、27日ごろからUターンして北寄りに進む「迷走」とも言える進路を取った。さらに沖縄付近の海面水温の高い海域を1週間近く進んだため、一時的に「大型で非常に強い台風」にまで発達した後、30日18時前に大型で強い勢力の状態で、岩手県大船渡市付近に上陸した。台風が東北地方の太平洋側に上陸したのは、1951年の統計開始以来はじめてのこと。例年、台風は時計回りに弧を描くように日本付近では北東へ進むことがほとんどだが、今回の台風は逆回りに太平洋から北西へ進んだために、このような異例の上陸となった。この台風がもたらした大雨により、河川の氾濫や土砂災害・浸水害が相次ぎ、岩手県や北海道を中心に北日本で多くの被害が発生した。

■関連情報

「tenki.jpラボ」http://www.tenki.jp

文/編集部

 

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