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ジャガーが最高峰の電気自動車レース「フォーミュラE」に参戦した理由

2016.12.21

 その復帰したマシンの名はI-TYPE1(アイ-タイプワン)。

なぜジャガーが最高峰のEVレースに挑むのか?

 この名前に実は秘密が隠されていたことは、2016年11月15日を迎えるまで世界中のジャーナリストの誰もが知らなかったことだろう。

 英国時間の2016年9月8日に、パナソニック・ジャガー・レーシングのチェアマンであるガード・マウザーが「ジャガーはフォーミュラEに参戦する最初のプレミアム自動車メーカーとして、世界トップレベルのモータースポーツに復帰できることをとても誇りに思います」と語った日から約2か月、そして10月9日に「フォーミュラE」に初参戦してから約一か月。

 その秘密はI-PACEコンセプトという名前とともにロサンジェルスの地において11月15日に解き放たれた。

 ジャガー初の完全EVのお披露目である。

 I-TYPEという名前がI-PACEというモデルを示唆していたのである。

 少し低く身構えたSUVスタイルで、獰猛な雰囲気のデザインはここ数年のジャガーデザインとは違うよりアグレッシブなエネルギーが感じられる。2モーター搭載で航続距離も約500km、全輪駆動で加速もビシバシと発表されているが、驚きなのは「2017年に市販車モデルを発表し、2018年に発売を開始する予定です。また、いちはやく購入されたいお客様向けに、ウェブサイトから登録を受け付け、購入に関する情報を優先的に配信していきます」という超前向きで獰猛な戦略! 12年ぶりのレース復帰が完全EVで、復帰直後に市販の完全EVを発表する計画には完全脱帽。

 こうなってくると、フォーミュラEのパートナーに正解有数で最高峰のバッテリーメーカーであるパナソニックを選んだのもこの先の未来戦略の一環であることは間違いない。現在、パナソニックはEVメーカーのいくつかにバッテリーを供給しているが、レース活動を共にするジャガーは各種情報とエネルギーマネージメントでの優先権を得ることになるのかもしれない。

 現在、フォーミュラEではウイリアムズアドバンスドエンジニアリングのバッテリーを用い、ECUはマクラーレンエレクトロニクス製を用いることが義務づけられている。しかしいずれ、フォーミュラEをよりエキサイティングなレースにするためには、バッテリー選択の自由が与えられる日が来るだろう。その時にジャガーとパナソニックが飛躍しない理由があるだろうか?

 実は、第4シーズンである、2017-2018にはアウディがマニュファクチャラーとして参戦を表明し、翌第5シーズンの2018-2019にはメルセデスが戦いの場に乗り込んでくることが決定している。

 ジャガーが第3シーズンから戦い場でパナソニックとともにテクノロジーに磨きをかける意味と意義はとてつもなく大きいのである。

 そしてI-PACEの公式な広報では「電気モーターと90kWhのリチウムイオン・バッテリーパックは、ジャガー・ランドローバーで設計・開発をしており……」とあるが、私としては日英の技術が結晶したマシンが公道で走ることに期待し、少し先の未来を待ちたい。

 こちらはパドックの風景

なぜジャガーが最高峰のEVレースに挑むのか?

 ハンドルはまさにゲームのコントローラーのようだ。

なぜジャガーが最高峰のEVレースに挑むのか?

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