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外国人旅行者が知らない日本の列車の「併結運転」

2017.12.21

旅の達人=劉さんが旅で出会った、世界のちょっと不思議で面白いできごと。今回は日本では当たり前の“併結運転”が、外国からの旅行者には驚きとなるというお話。世界の常識は国によって違うことに、改めて気づくはず。旅にタブルチェックは欠かせないという教訓です。

■関空へと急ぐ電車で事件は起きた!

 もしかしたら、関西国際空港発の飛行機の時間に遅れるかもしれない。不安だったので、ホテルのスタッフにたずねたところ、彼はとても親切だった。説明をしてくれた上に、時刻表へ我々が乗るべき列車の印までつけてくれたのだった。

 2日間の大阪出張を終えて韓国へと帰国する日、打ち合わせが延びたため、すでに飛行機の時間が気になる微妙なタイミングになっていた。だが幸いなことに、ホテルのすぐ前にある駅からJRの快速電車に乗ることがきた。

 同行した取引先のG代表、K理事もほっと一息、二人とも少しの間、眠りにつくことができた。筆者はいつものように窓に映る風景を楽しんていた。

日本の「日常」は世界の「非常識」!?併結運転は外国人旅行客の驚異
日本では空港までは電車の利用が、時間に正確で便利ではあるが……
(C)https://commons.wikimedia.org/

 もうすぐ空港だと思った頃、車内放送に流れた次の停車駅の名前は、なぜか聞き慣れないものだった。慌ててすぐに路線図を取り出して確認したところ、なんと電車は海側にある空港方面ではなく、全然違う場所、それもすでに相当離れた場所を走っていたのだ。

 まず、すっかり寝入ってしまっている二人を起こした。慌ててはいたけれど、この時はまだ次の駅で乗り換えればいいや、それくらいに思っていた。しかし、状況はそんな余裕を許さなかったのだ。沿線の住宅もまばらになっており、その上、山々までが見え始めていたのだ。

 飛行機になんとか間に合う時間で快速に乗っていたはずが、空港へは電車を連続2回も乗り換えねばならない、そんな切迫した状況だったのだ。

日本の「日常」は世界の「非常識」!?併結運転は外国人旅行客の驚異
電車に乗っている時、常に今居る場所を確認しているわけではない (C)Hosang You

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