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2016.11.23

ヨーロッパで急増するリテールバンクアプリの利用実態

モバイルプラットフォーム上でのリテールバンキングの取引が、ますます活発になり、いま、この分野のアプリはアプリ市場全般よりも急速に利用頻度が増大している。ベイン・アンド・カンパニーの最近の調査結果では、世界におけるモバイルバンキングでの手続きが100件発生するごとに、銀行支店での手続きが平均16件減少していることが明らかになった。

欧州のリテールバンキングアプリに関する調査

英銀行のHSBCは、支店への来客数が2009年から30%減少しており、RBSとNatwestも同様の減少を明らかにしている。このトレンドに応じて、欧州全体の支店数は減少傾向にある。消費者は、銀行に従来型の店舗サービスではなく、24時間いつでも瞬時に利用できる利便性の高いデジタルサービスを望む傾向にあると言えるだろう。このような急速なデジタル化は、リテールバンキングのありかたを大きく変えつつある。個人間の即時支払い、非接触型カード、モバイル決済など、“フィンテック”と総称される新たなデジタルサービスの登場により、これまでに、銀行をはじめとした金融機関が提供してきた従来型の決済の存在感は弱まりつつあるのだ。

こうした現実を受け、アプリ情報プラットフォームを提供するApp Annie(アップアニー)は、欧州のリテールバンキングアプリに関する調査レポートを発表した。今回は、リテールバンキングの最新動向をアプリの視点からからつかむべく、App Annieの提供する『App Annie Intelligence』を用いて、イギリス、ドイツ、フランスにおけるリテールバンキングアプリのユーザー行動を分析した。

■リテールバンキングアプリ利用は増加の一途

リテールバンキングの取引はますます、モバイルプラットフォーム上で拡大している。イギリスとフランスでは2016年上半期、リテールバンキングアプリトップ10のセッション数が、2014年の同時期と比較して2倍以上に増加した。さらに、ドイツでは3倍以上になっている。

欧州のリテールバンキングアプリに関する調査

■高まる消費者エンゲージメントとドイツの可能性

イギリスでは、モバイルバンキングが消費者の間にしっかりと根付いている。オンラインチャネルよりも利用が多く、特に日常的な銀行取引では標準になっている。例えば英銀行のLloydsが、モバイルバンキング利用の60%は残高と取引明細書を確認するだけの顧客によるものだと推計しているように、2015年以降、イギリスではリテールバンキングアプリの利用シーンが固定化されてきており、リテールバンキングアプリのユーザーあたりの週間セッション数も安定している。

これに対し、ドイツとフランスでは利用頻度が増え続けおり、消費者はリテールバンキングアプリの価値を探っている状況と言える。引き続き、PRや啓蒙活動、機能のローカライズを実施することにより、エンゲージメントを改善できるだろう。そうした見込みが特に高いのはドイツ。ドイツの消費者には従来から、デジタルバンキング技術の導入に消極的な傾向があり、利用頻度はほかの地域より大幅に低いものの、継続的な増加はモバイルが大きく急速に前進していることを示唆している。

欧州のリテールバンキングアプリに関する調査

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