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2016.11.22

雑誌「DIME」最新号に付いている30年前の創刊号がオモシロイ!

おかげさまで雑誌「DIME」は今年30周年を迎えました。DIMEが創刊したのは1986年4月。世の中には新しい商品があふれ、新人類と呼ばれる若者層が注目を浴びた、そんな時代でした。

発売中のDIME1月号では、そんな当時の時代の勢いを感じてみよう!ということで、DIME創刊号復刻版を特別付録としています。今さら読んでもと思うかもしれませんが、今でも役立つ発想術や今につながる当時最先端のテクノロジーの話などは意外と勉強になります。特にオススメなのが、ニコンF501の開発陣に密着した記事で、当時最先端のAFカメラを作るための会議からストレス解消法、開発メンバーの趣味まで紹介されています。今読んでもおもしろいので、本屋で見かけたらぜひお手に取ってご覧ください。

この記事では「創刊号の正しい読み方」と題し、当時の時代背景や読む際に注目してほしいポイントをご紹介します!

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創刊号
創刊号。誌名の由来は米国の10セント硬貨の呼び名。ビジネスマンへ様々な情報を提供し続けている。

◎世の中が大きく変化しようとする1986年、DIMEのような新雑誌が生まれたのは必然だった

 DIMEが創刊された1986年はおもしろいタイミングだった。まだいわゆるバブル期じゃない。NTT株が上場されて株ブームが巻き起こり、世の中全体が投機熱に浮かれていく、そのとば口のところだ。DIMEが得意分野としていく家電やクルマ(つまり、新しいライフスタイルをもたらすアイテム)は、じゃんじゃん開発され、新機軸を打ち出し、活気を帯びていた。ひと言でいって、世の中が変化するタイミングだった。そこには新しい雑誌が生まれる必然があった。

 ライフスタイルのところをもう少し説明しよう。例えば1986年のヒット商品にファミコンがある。そしてドラクエシリーズの最初のソフトが発売された。これは単なる「家電の新製品」とは違う。若い世代を新しい体験、新しい世界観に導くツールであった。遊びながらたぶん若い世代は来るべきインターネットの時代を学習していたのだ。30年という歳月を前にすると、どうしても「ビフォア・アフターの差異」のほうへ目が行きがちだが、こうしてつながっているものもある。もしかすると「今、この時代」は1986年くらいに始まったのかもしれない。

◎雑誌はアンテナ。これからも時代の変化を捉え続ける

 その感じを、今度はヒトの立ち位置から説明しよう。

「新人類」という流行語があった。当時、スター学者だった栗本慎一郎氏が作り出し、『朝日ジャーナル』誌が一般に広めた言葉だ。今、振り返れば若者の側の異議申し立てのようなものだったと思う。自分は日本の歴史の中で、消費行動も美意識も生活感覚も先行する世代とは全然違う、新しい人類だ。そういう主張であった。

 そこにあったのは、たぶん戦後が終焉した感覚じゃなかったか。興味深いことに、この頃から週刊誌ネタは「カネと色と欲」に動機づけられた犯罪から、動機のわからない猟奇犯罪や愉快犯のような事件が目立ってくる。

 プロ野球は戦後の王者、巨人が後退して、西武ライオンズの黄金時代になっていた。もう貧しさから身を起こす『巨人の星』型のスター選手はリアリティーを持たなかった。野球は組織論、チーム戦術論で語られる時代になった。

 DIMEが創刊された1986年は、時代の歯車がまわる、その直前だった。まだスマホがなかった時代に、誌面は読者のアンテナとして、トレンドの波を反映し続ける。バブル経済がふくらみ、人々は狂奔し、やがてベルリンの壁が崩壊して、世界は変わる。

 その変化する時代のダイナミズムこそが雑誌の命だ。

えのきどいちろう
えのきどいちろう
コラムニスト。本誌にて創刊と同時に連載をスタート。現在はラジオのパーソナリティーとしても活躍中。

 

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