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2016.11.21

製薬会社の売上成長率トップは日医工、営業利益成長率トップは鳥居薬品

矢野経済研究所が行なった国内のジェネリック医薬品(後発医薬品)市場の調査(2015年実施)によれば、医薬品卸、医薬品メーカー・販社の販売金額ベースで2012 年度が9315 億円、2013 年度が1 兆165 億円(前年度比109.1%)、2014 年度が1 兆1130 億円(同109.5%)と市場規模は拡大傾向にあることがわかった。

クイックが運営する製薬業界に特化したニュース解説メディア『AnswersNews(アンサーズニュース)』は、過去5年間における国内製薬会社の売上高、営業利益の成長率を調査し、「製薬会社『5年成長率』ランキング」として公開。その傾向を反映するデータが示された。

製薬会社『5年成長率』ランキング

■売上高成長率トップは日医工。営業利益成長率トップは鳥居薬品

売上高の5年成長率ランキングのトップは、ジェネリック医薬品国内最大手の日医工。成長率は123%で、この5年間で売上高は2倍以上に拡大した。2位は沢井製薬、3位は東和薬品と続き、トップ3をジェネリック医薬品企業が独占した。国は医療費抑制のためジェネリック医薬品の使用を推進しており、ジェネリック医薬品企業の好調ぶりを印象づけるランキングとなった。

【過去5年の売上高成長率トップ5】
順位 社名 5年成長率
1 日医工 123.0%
2 沢井製薬 93.4%
3 東和薬品 77.9%
4 参天製薬 76.2%
5 富士製薬工業 60.8%

一方、営業利益の5年成長率でトップとなったのは、日本たばこ産業(JT)傘下の新薬メーカー、鳥居薬品。2位は眼科領域で国内トップシェアを誇る参天製薬、3位には科研製薬が入った。

【過去5年の営業利益成長率トップ5】
順位 社名 5年成長率
1 鳥居薬品 166.8%
2 参天製薬 160.8%
3 科研製薬 147.9%
4 アステラス製薬 108.9%
5 塩野義製薬 94.9%

■営業利益率は5年で2ポイント低下

併せて集計した過去5年間の営業利益率の増減ランキングでは、トップの科研製薬(15.6ポイント増)などが利益率を大きく上昇させた一方、集計対象とした32社の半数が利益率を低下させた。32社全体では、過去5年間で営業利益率は2.1ポイント低下。高収益とされる製薬産業だが、近年、研究開発費の高騰や薬価の引き下げなどを背景に収益性が低下している状況が、改めて浮き彫りとなった。

【調査概要】
集計対象は、東証一部に上場し、医療用医薬品を中心に事業展開している製薬会社。決算短信をもとに、直近の本決算(多くは2016年3月期)と5年前の本決算(多くは11年3月期)を比較し、過去5年間の売上高、営業利益の成長率と営業利益率の増減を算出。5年前との比較が可能な32社をランキングした。

文/編集部

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