
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
季節はもう冬!だんだんと寒くなる空気は、飲み会シーズンの到来を告げているような気がします。
忘年会に同期会。はたまた同窓会をこの時期行い、久々の再会に喜ぶ人も多いことでしょう。いつでも気心の知れた相手と飲みかわせれば楽ですが、大人というのは気を使って場を盛り上げなくてはいけない場面もあるものです。
時にはリップサービスをしたりされたり、情報交換のカードを切りあって信用力を試しあったり。大人というのは本当に高度なコミュニケーションをとっているなあと、つい冷静に見てしまいます。
そんな飲み会での男性の振る舞いについて、女子からの報告を集めてみると、意外にも「空気ぶち壊し男子」の報告が多数あげられました。
ポイントは飲み会という団体行動における「自分の優先順位」です。さあ、どんなシーンが女性から空気をぶち壊してると思われているのか、自分の行動とあわせておさらいしてみてはいかがでしょう。
■「ここからはお金取るんで」と関係を遮断
仕事絡みの親睦というのは、「オフレコトーク」をある程度明かしあわないと信用に繋がらないというシーンがたびたびあると思います。対応するかしないかに正解はありませんが、そういった信用を築く飲みの席においては、空気を壊すと思える行動は避けた方がいいような気がします。
「以前参加した取引先との親睦会のことです。いい感じに雰囲気も出来上がり、ざっくばらんに仕事の話題になったとき、ある方が突っ込んだ質問を先方にサラッと投げたんです。さすがに答えにくい内容だろうなと思っていたら、向こうの男性が「そうやって酔わせても、何にも出てきませんよ〜」とド直球すぎる返答が……いや、その通りなんですけど、もっと穏便に返せないものかなって心の中で突っ込みました」(31歳・web関連)
「ある交流会で、男性のセラピストさんと知り合いました。話題は仕事内容の話から始まりましたが、だんだんと「身体の不調相談会」にシフト。セラピストさんも最初はサラッと回答していたんですが、一言『これだけニーズがあるなら、こういう場所(交流会)でもお金とって施術しようか』と。冗談かもしれませんが、多分その場にいた全員がガメツイなって思ったと思います。会って数分の関係でお金って……空気読めないなと思いましたね」(29歳・メーカー)
仕事の話題に答えるか流すかは本人次第ですし、出さないからといって信用力がなくなるということはないでしょう。しかしどちらを選んだとしても「空気を読む」という対応を欠くと、わざわざ損をすることもあるのです。
■話題をどう裁くかが問題
飲み会の会話については、やはり得意不得意がありますよね。新人ならなおさら……。男性社員に限った話ではなりませんが、ぼんやりしていると「キミは何しに?」と思われかねません。
「うちの新卒男子の今後が心配です。歓迎会とか社内の飲み会の際、全くといっていいほど自分からしゃべらないんです。先輩とかが質問すれば普通に返答できるところをみると、「話題振られ待ち」なのがバレバレ。『社会はそんな君にばかり関心があるわけじゃないんだぞ!』と思わずにはいられません」(30歳・販促)
振られ待ちも男性に限定した話ではないものの、よくいわれる女性より男性の方がコミュニケーションが苦手という印象はなぜあるのでしょうか。
心理学の世界では、女性が私的で相互的なコミュニケーションの中で親しくなりやすいのに対し、男性は利害が共通することにおいて、仲を深めやすいという学説もあるそうです。つまり女性は他愛もない話も積極的に楽しむ人が多く、それが仲を深め要因になりやすいと言えるのかもしれません。
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