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2016.11.21

『Galaxy Note 7』の発火問題であらためて考えたいスマホの安全性

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

【スマホ会議】Galaxy Note 7の発火問題で考えるべきスマホの安全性

 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は『Galaxy Note 7』の発火問題について話し合います。

【スマホ会議】Galaxy Note 7の発火問題で考えるべきスマホの安全性

房野氏:サムスンの『Galaxy Note 7』の発火問題について、さまざまな意見や報道が出ていますが、本当のところがよく分かっていない状況です。解説と意見をいただければと思います。

房野氏
房野氏

石野氏:本当にショックですよね。

石野氏
石野氏

法林氏:僕と石川くんは、8月にニューヨークで行われた『Galaxy Note 7』の発表会に行って、相当期待していました。今回の一件に関しては、あくまでも問題を起こしたのは『Galaxy Note 7』で、Galaxy全体が起こしたわけではない。でも「Galaxy、また燃える」みたいに書いている新聞があったり、ここぞとばかりアンチな人たちが書いていることもあったりして、余計に話が大きくなっている。それは良くないと思います。

8月2日にニューヨークで開催された「SAMSUNG Galaxy Note Unpacked 2016」
8月2日にニューヨークで開催された「SAMSUNG Galaxy Note Unpacked 2016」

 流れとしては、最初に事件が起こった際、発火した端末を集めたら、2メーカーが作っていた電池パックのうち、片方が発火していた。もう片方の電池パックでは発火が起こっていなかったので、大丈夫だったメーカーの電池に交換して販売を再開したけど、そっちでも発火した。で、最終的に生産、販売を止めることになったという流れ。サムスンはちゃんとアメリカの省庁に届け出ているし、リコールを出しているけれど、原因を完全に究明しない状態で、こっちの電池なら大丈夫と考えて再開してしまったのが1つ目の間違い。これは大きかった。

 2つ目に、合間にも原因を調べていたけれど、最終的に原因の究明ができていないのが痛いところ。いろんな説があって、僕も分解して燃えるシーンをYouTubeの動画で見たりしたけれど、マージンのとり方がきつかったのかなという気がします。あるメーカーの人が言っていたのは、詰め込み過ぎ。熱の逃げようがないと。それが一番大きい原因じゃないかという言い方をしていました。

 防水端末はどれも同じで熱が上がるんだけど、熱が溜まる場所が悪かった。その人が言うに、たぶんバッテリーに負荷がかかる場所だったんだろうということでした。生産を止めたのは、ブランドがこれ以上傷つくのを防ぐためもあるだろうけど、根本的な設計の部分で間違っていた部分があったからかなと。

 とにかく詰め込みすぎということ。もともとGalaxyシリーズは詰め込み過ぎと言われているんだけど、Note 7は本当に詰め込み過ぎた。

法林氏
法林氏

石川氏:ニューヨークの発表会のときには、内部の写真を出して、バッテリーが3500mAhでこんなに大きいとか、水の中でもペンで書けるというデモをして、サムスンのもう1つのフラグシップだとアピールしていたけれど、結果、攻めすぎたのかなという感じもする。サムスンは否定するかもしれないけれど、あのタイミングで発表、発売したのは、当然iPhoneを意識していることがあるだろうし。

 さらにこの時代、燃えた映像がすぐSNSやYouTubeにアップされて世界に広まる。それにサムスンも翻弄された。映像の中には、もしかすると捏造っぽいものや、面白おかしく燃やしている風な動画もあったりするかもしれない。そういうものと、ちゃんと実際に壊れて燃えたものを、なかなか切り分けることができなかった。ソーシャルの時代だからこそ、こんなに早い結末になっている気がするし、サムスンとしても打つ手を間違えてしまったのかなという気がします。

「SAMSUNG Galaxy Note Unpacked 2016」では、水中でもメモができるとデモが行われていた
「SAMSUNG Galaxy Note Unpacked 2016」では、水中でもメモができるとデモが行われていた

石川氏
石川氏

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