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2016.11.19

介護は当然、人間がやるべき?介護ロボットの導入、3割が反対

介護業界の人材不足を解決する手段として、今注目されている「介護ロボット」。矢野経済研究所が3月~6月に行なった調査によると、2015年度の国内介護ロボット市場規模は10億7600万円にのぼり、前年度比549.0%と大きく伸長している。また、国が介護ロボット普及のための購入補助を進めており、事業所の金銭的負担を減らすため、介護ロボット購入の助成金に52億円の予算が確保されている。こうした盛り上がりの中で、現場の介護職員は、介護ロボットについてどう思っているのであろうか?

介護職の人材紹介サービス『介護のお仕事』を展開するウェルクスは、『介護のお仕事研究所』の読者、介護系のSNS(Facebook、Twitter)の読者を対象に、「介護ロボット」について調査を実施した。

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■介護ロボットが自分の職場に導入されたら、使いこなせると思うか?

移乗介助ロボット『RIBA』、身体機能補助ロボットスーツ『HAL』、メンタルコミットロボット『パロ』を挙げて、「これらの介護ロボットが自分の職場に導入されたら、使いこなせると思いますか?」と質問したところ、『RIBA』は「使いこなせる」が16.2%、「使いこなせない」が83.8%、『HAL』は「使いこなせる」が39.1%、「使いこなせない」が60.9%。『パロ』は「使いこなせる」が22.9%、「使いこなせない」が77.1%となった。

「介護ロボット」について調査

■介護ロボット導入の賛否

介護職自身の職場に身体機能を補助する介護ロボットが導入されることの賛否について質問したところ、身体機能補助ロボットは「賛成」66.2%、「反対」33.8%となった。また、コミュニケーション型の介護ロボットが導入されることの賛否については、「賛成」62.1%、「反対」37.9%となった。

「介護ロボット」について調査

それぞれの導入に「賛成」「反対」の理由を尋ねたところ、次のような回答が得られた。

【身体機能補助ロボットの導入に「賛成」の理由】
「ロボットのみには頼れないが、補助的にあるのならば、人数が増えて?利用者一人一人にすぐに対応が出来るようになるから」(40代・男性)
「少しでも利用者と介助者の精神、身体面で良くなる効果があるなら、活用すればいいと思う」(30代・女性)
「人力だけでの介護に限界を感じてきている」(20代・男性)
「介護職の身体的負担の軽減により経験豊富なスタッフの離脱リスクの減少や新人スタッフの入職に役立てる。また、精神的余裕からケアの質の向上も図れると考える」(30代・男性)
「身体の大きい方の介助がしやすくなるのでは?」(20代・女性)

【身体機能補助ロボットの導入に「反対」の理由】
「機械の故障で事故が起きたら責任はどうなるかわからないから」(20代・男性)
「人間だからできる介護じゃないですか!将来なるかもしれないけど、味気ないですよ。だから反対です」(30代・男性)
「介護の仕事をはっきり言ってなめないでください」(50代・男性)
「利用者の残存能力を生かした、その時その時の動きが出来るのか?そして、毎日毎日もの凄い回数になる。施設の機械は、消耗が激しく自分達で出来るところは修理しながら使っている現状。壊れるのが早いんじゃないかと思う」(30代・女性)

【コミュニケーションロボットの導入に「賛成」の理由】
「仕事に追われちゃんとしたコミュニケーションがなかなか取れないので少しは役に立つ可能性があるから」(30代・女性)
「普段もコミュニケーションを図ろうとしていますが、利用者様が退屈にしている時間など相手になってもらうと助かる。また利用者様が職員には言えない愚痴や本音を言える時間になり、ストレスを取り除ける可能性がある」(20代・女性)
「利用者の笑顔が少しでも多く見られるなら導入はあっていいと思う」(40代・男性)
「介護職が思っているほど、高齢者に拒否感はないという事実が、検証する機会があり、実体験を通してわかったから」(20代・男性)

【コミュニケーションロボットの導入に「反対」の理由】
「コミュニケーションは人間同士でなければ、成立しないと思う」(40代・女性)
「ロボットなんかと話すよりやっぱり人同士で話すべきだと思います。温かみがないから」(30代・女性)
「介護は心のケアや温かさを私は重要だと思っております。高齢者たちは私たち世代でさえロボットになれないのにどうなるのでしょうか。人と人との繋がりを 重要視する世代でもあります。介護ロボットを作る前に、そんなの導入するお金があるなら人件費を増やせば求人もあつまるのではないでしょうか」(20代・ 女性)
「介護ロボットにはっきり言って人の命が救えますか?」(50代・男性)

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