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2016.11.19

土壌汚染問題の影響は?築地・豊洲周辺のマンション相場価格

盛り土に地下空間と、さまざまな問題が噴出する築地市場の豊洲移転問題。マンションマーケットは、運営するマンション相場情報サイト「マンションマーケット」のデータを基に、移転計画の狭間で揺れる「築地」と「豊洲」の相場価格を調査した。

マンションマーケット

■再開発後の豊洲は相場が上昇、築地の平米単価との差を約10万円縮める

グラフをみると、一見築地と豊洲が同じような価格の動きをしているように見える。しかし、2015年12月の時点で豊洲の平均平米単価は49万5231万円。一方の築地の平均平米単価は65万509円と、約15万円もの差がある。もともと人気のエリアの築地に比べ、豊洲は造船所の跡地が多くを占めていた。しかし、2001年に築地移転が決定したのと同時期に策定された、「豊洲1~3丁目地区まちづくり方針」を皮切りに、再開発が進んでいる。

築地・豊洲

再開発に伴い、2004年頃から高層マンションの建設が進む。その影響で2006年から2007年にかけ豊洲の相場が上昇し、築地の相場価格に大きく近づいていることがグラフからも読み取れる。2007年の時点で、築地の平均平米単価は62万4299円に対し、豊洲は57万8186円と約5万円の差にまで、価格を押し上げている。2007~2008年頃、マンションの価格が高騰したタイミングも重なり、しばらく価格の上昇が続く。

■リーマンショックで相場が低迷するも、2013年からは上昇を続ける

しかし2008年に起きたリーマンショックの影響により、2010年を境に価格が下落している。2010年~2012年頃はリーマンショック後の不況により、市場全体で価格が下降した時期にあたり、築地と豊洲も同様に価格が大きく下がっている。しかし、2010年~2013年の価格の低迷期を超えてからは、築地と豊洲はどちらも上昇傾向にある。記憶に新しい、2015年秋頃から顕著になった、マンションの価格高騰の波により、今年に入ってからも上昇傾向は続いている。

■まとめ

現在、マンションの価格高騰の波は以前ほどの威力はない。しかし、今後の豊洲と築地の相場価格を左右する可能性がある“築地市場移転問題”。豊洲新市場だけでなく、東京ドーム五個分ともいわれる広大な敷地の築地市場跡地についても、高層マンションの建設やスタジアムの建設、カジノ用地まで、様々な再開発案が飛び交っている。

また、再開発という前向きな側面だけでなく、今メディアで大きく取り上げられているのは豊洲の土壌汚染問題。風評被害で相場が下がるのでは?と一部では話題になっているが、住まいに大きく関わることだけに、影響をうける可能性は決してゼロではない。築地移転については現在、不明確な部分も多いが、移転が実現すれば、築地も豊洲も大きく形相を変えることになるだろう。築地と豊洲は、引き続き注目のエリアとなりそうだ。

文/編集部

 

 

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