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2016.11.07

【開発秘話】累計出荷台数100万台を突破したパナソニックの『衣類スチーマー』

■連載/ヒット商品開発秘話

 つねに苦手な家事の上位に入るアイロンがけ。キレイに仕上げるのが難しく、そのためについ、避けてしまいがちな人も多いことだろう。しかし現在、アイロンがけが苦手な人にも簡単に使え、衣類のシワをキレイに伸ばせるとして好評な商品がある。パナソニックの『衣類スチーマー』のことだ。

 2013年11月に発売された『衣類スチーマー』は、連続スチーム噴射により衣類をハンガーに吊るしたままシワ伸ばしと脱臭ができるもの。現在は2016年4月に発売された〈NI-FS470〉と〈NI-FS320〉をラインアップしている。2016年8月末に、出荷台数が累計100万台を突破した。

NI-FS470 NI-FS470
NI-FS470(ブラック/ピンクゴールド調)

NI-FS320
NI-FS320(ルージュピンク)

■望まれていた、自宅で服を手軽にケアできる商品

 開発が始まったのは2012年のこと。当時、女性の衣類ではレースやシフォン、フリルやドレープといった、素材やデザインが人気を博していた。これらは、アイロンがけが難しく立体的なつくりをしているが、その一方で、20代、30代の女性にとって、身だしなみで一番こだわっているものは服。衣類のケアは重要であり、しかもクリーニングに出すこと以外は、アイロンがけなど自宅で行なうものが中心である。

 以上のようなことから、同社は手軽に服をケアできる商品が望まれていると判断。企画・開発を担当したコンシューマーマーケティングジャパン本部スモールアプライアンス商品部ビューティ・ヘルスケア商品課 主務の巽敦子さんは、「もっと手軽にできるアイロンが望まれていました」と話す。

巽敦子さん
パナソニック
コンシューマーマーケティングジャパン本部
スモールアプライアンス商品部
ビューティ・ヘルスケア商品課
主務
巽敦子さん

 オシャレで衣類のケアに対する意識が高い女性をターゲットとしたこともあり、アイロン面はフラットではなく、立体的な服にもフィットしやすいラウンド形状にすることにした。さらに、先端を細くし、プリーツなどの隙間に入りやすくした。一番の特徴ともいえる連続スチームについては、毎分平均で約9gと、小型ながらアイロン並みのスチーム量を実現した。

 ただ、連続スチームに関しては、湯が飛び出して服にかからないようにするために苦慮したという。この問題はヒーターのスイッチを頻繁にON/OFFすることで解決できるが、ON/OFFのタイミングを決めるのに、設定を細かく変えて検証を繰り返した。アイロンでもスチームの温度制御でヒーターのON/OFFを行なうが、「アイロン以上にこまめにON/OFFすることになりました」と巽さんは言う。

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