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2016.10.31

デュアルSIMの超ハイスペック機『ZenFone 3』の3万9800円は高いか?安いか?

■連載/石野純也のガチレビュー

 SIMフリースマホを一躍メジャーな存在に押し上げたブランドといえば、やはりASUSのZenFoneシリーズだ。MVNOやSIMフリースマホがまだ一般的ではなかったころ、ASUSはコストパフォーマンスに優れた『ZenFone 5』を発売。そのバランスのよさから、SIMフリースマホとしては異例のヒットとなり、後継機の『ZenFone 2』や、その廉価版とも言える『ZenFone 2 Laser』『ZenFone Go』などのシリーズは、多くのMVNOにも採用された。

 そして、フルモデルチェンジとなる『ZenFone 3』が、ついに日本で発売された。ZenFone 3シリーズは、5月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEIで発表されており、日本には10月に、まず『ZenFone 3』とその上位版である『ZenFone 3 Deluxe』が導入された。詳細は未定ながら、ファブレットの『ZenFone 3 Ultra』も発売される予定だ。

 そんなZenFone 3シリーズの中核とも言える存在が、『ZenFone 3』だ。『ZenFone 2』のころとは位置づけが異なり、『ZenFone 3』では、いわゆる“無印”を中心に、上には『ZenFone 3 Deluxe』が、ディスプレイや音楽にこだわった派生モデルに『ZenFone 3 Ultra』が位置づけられている。一方で、グローバルでは、『ZenFone 3』の下に、『ZenFone 3 Max』や『ZenFone 3 Laser』といった廉価モデルも存在する。シリーズ全体を見渡すと、『ZenFone 3』は、いわばボリュームゾーンを狙ったストライクゾーンど真ん中の機種ということが分かる。

 では、『ZenFone 3』は先代のZenFone 2シリーズから一体どこが変わったのか。その実機を借り、デザインやパフォーマンス、カメラ機能などをレビューしていきたい。

ASUSから発売された「ZenFone 3」
ASUSから発売された『ZenFone 3』

■金属やガラスを使ってZenFone特有の野暮ったさを払しょく

 これまでのZenFoneは、背面が丸みを帯び、筐体には樹脂が使われていた。手にフィットする一方で、やはり金属やガラスなどを使ったスマホと比べると、どこか安っぽさがあったのも事実だ。樹脂も塗装の仕方や使い方によっては高級感が出る一方で、率直に言って、ZenFoneはその域には達しておらず、すり傷もつきやすい印象があった。

 これに対して、『ZenFone 3』は、デザインを一新。ボディはフラットになり、背面にはガラスが採用されている。側面のフレームは金属素材だ。ディスプレイには2.5Dのガラスが採用されており、フレームにむかって、柔らかな傾斜がある。そのため、画面の端をタッチした際の感触も悪くない。見た目が明らかに高級になっているうえに、手に取ってもその質感はしっかり伝わってくる。

側面は金属に、背面はガラスになり、高級感は大幅にアップ 側面は金属に、背面はガラスになり、高級感は大幅にアップ
側面は金属に、背面はガラスになり、高級感は大幅にアップ

 ZenFoneという名称は、漢字の「禅」に由来する。その禅をデザインで表現したのが、同心円だった。これまでのZenFoneでは前面のセンサーキーの部分に、分かりやすく同心円が配置されていたが、その場所も変更になり、よりさりげなくなった。『ZenFone 3』では背面に細かな同心円が刻まれており、光の当たり方によってそれが見える格好だ。さりげなく見えるという点では、より“禅らしさ”があるのは『ZenFone 3』と言えるのかもしれない。

同心円は背面の模様として、さりげなく配置されている
同心円は背面の模様として、さりげなく配置されている

 もっとも、このデザイン変更によって、ZenFoneらしさは以前より弱くなったのも事実だ。『ZenFone 2』までのデザインは他のメーカーのスマホと大きく違い、一目でZenFoneと分かるアイデンティティがあった。一方で『ZenFone 3』は、スマホによくあるフラットな1枚板になっており、パッと見での違いが分かりづらくなっている。こうしたとき、目が行くのはディテールの処理で、背面のカメラが飛び出していたり、指紋センサーが目立っているのはマイナスポイント。店頭に並んだ際に見分けがつきづらいのも、気になるところだ。

カメラが飛び出しているなど、ディテール面ではやや甘さも
カメラが飛び出しているなど、ディテール面ではやや甘さも

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