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デジタルデバイス依存が「記憶」に与える影響とは

2018.03.22

■スマートフォンに手が届かない状態では目の前にある状態よりも生産性が26%向上

また、Kaspersky Lab、ヴュルツブルク大学(ドイツ)、ノッティンガム・トレント大学(イギリス)の共同調査の結果、スマートフォンが目の前にあると作業の生産性が下がることが明らかになった。この実験では19~56歳の95人を対象に、スマートフォンを作業机の上に置いた状態、スマートフォンをポケットやカバンに入れた状態、施錠した箱に入れ机上に置いた状態、部屋の外に出した状態という4つの異なる状況下で、参加者の生産性を試した。

その結果、スマートフォンを作業机に置いた時に最も点数が低く、参加者とスマートフォンの距離が離れるほど点数が上がり、スマートフォンを部屋の外に出した状態では作業机の上に置いた時よりも生産性が26%向上するという結果が得られている。

デジタル健忘症

今回の調査に携わったノッティンガム・トレント大学のジェンス・ビンダー(Jens Binder)氏は、結果を受けて次のように述べている。

「過去の実験では、スマートフォンが手元にないと不安感が増すなど、感情にマイナスの影響があるという結果もありましたが、今回の実験ではスマートフォンがあると気が散ることが明らかになりました。つまり、スマートフォンは手元にあってもなくても人の集中力に影響を与える可能性があるのです」

また、ヴュルツブルク大学のアストリッド・カロルス(Astrid Carolus)氏は、次のように加えています。

「今回の実験結果を要約すると、スマートフォンが手元にあることではなく、ないことによって集中力が向上するということです」

最後にKasperskyの中小企業向けビジネス部門マーケティング部長、ウラジーミル・ザポリャンスキー(Vladimir Zapolyansky)氏は、次のような提案をしている。

「常にスマートフォンを使えるようにするのではなく、『スマートフォンなしの時間帯』を設けた方が仕事の生産性は向上するかもしれません。また、企業は日常的にインターネットを利用するビジネス環境で、集中力の低下がセキュリティの問題となり得るという認識が必要です。

 たとえば、通常とは違う内容の電子メールが突然送られてきた場合に、社員が警戒していれば、標的型攻撃に気づくかもしれません。企業はトレーニングを実施するなど、社員の警戒意識を高めておくことを推奨します」

文/編集部

 

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