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医師に聞く美肌にまつわる噂のウソ・ホント

2017.10.07

「いつまでも若くハリのある素肌でいたい」「キメ細やかな美肌になりたい」と、綺麗でいることは性別問わず多くの人の願いでもある。特に加齢による肌老化は避けたいものだが、日々の誤ったスキンケアで自ら「美肌を壊してしまっている方」も少なくない。

「温泉や半身浴は美肌づくりに効果的?」「アクネ菌はお肌の天敵?」「化粧水は肌に浸透し保湿に良い?」といった巷で噂される「美肌に関する都市伝説」について、一体どこまで信られているのか。またそれは正しい情報なのか。『東京イセアクリニック』が昨年、まことしやかに語られる美肌に関する伝説はどこまで信じられているのか調査を行なったところ、ユニークな調査結果が出た。また、それが真実なのかを同院の三苫葉子医師が解説しているので紹介したい。

◆「温泉は、美肌づくりのために良いと思う」

◎そう思う 85.2%  ◎そう思わない 14.8%

A.「アルカリ性」は美肌菌の大敵。美肌菌は「弱酸性」でないと生息できません

「温泉に入ると美肌効果でお肌すべすべ!」とは、太古から言われる伝説の1つ。 実は「温泉ですべすべになる」のは‘古い角質をはがし取る天然の「ピーリング効果」’が原因。一般的に「ピーリングは肌によい」と思われがちですが、人によっては「NO」。

 別名「美肌菌」と総称される『表皮ブドウ球菌』は、肌のバリア機能である悪玉菌の免疫系として、美肌に大変貢献する菌であり、肌の表面上0.02mmの‘角質部分’に住んでいる。美肌菌が住んでいる「角質」は、30分以上水分に触れれば「垢」となって剥がれ落ち、また「アルカリ性の強い水(つまり温泉)」では溶けてしまう。そのため、温泉に入ると角質と一緒に美肌菌も綺麗に流れ、確実に減ってしまう。

 また、アルカリ性は美肌菌の大敵。この美肌菌は「弱酸性」でないと生息ができない。そのため、肌にいる菌が少ない人が、長時間または多くの回数温泉に入ってしまうと、美肌菌を減少させてしまい、肌のキメやバリア機能が低下、乾燥肌を悪化することにつながる場合がある。リラックス効果を求め温泉に入ることがあっても、お顔にパシャパシャと温泉水(アルカリ性)を浴びるのは、控えたほうが良さそうだ。

◆「半身浴は、美肌に良いからできれば長時間入っていたほうが良いと思う」

◎そう思う 42.6%  ◎そう思わない 57.4%

A.残念ながら、半身浴にはダイエット効果だけでなく、美肌・保湿効果もありません

 発汗作用におけるダイエット効果やデトックス効果を期待したり、リラックスできるなどの理由で、今や「一般的な美容法」として人気の『半身浴』。しかしながら「日々、長風呂で保湿をしているのに、乾燥肌が治らない」そんな人たちが意外に多くいる。残念ながら医学的な観点でみても、半身浴にはダイエット効果はなく、また、美肌づくりの観点から考えても(『美肌菌ドック』体験すると明確だが)、半身浴、または全身浴にいたっても美容(美肌・保湿)効果はない。

 別名「美肌菌」と総称される『表皮ブドウ球菌』は、肌の表面上0.02mmの‘角質部分’に住んでいる。特に30分以上の長風呂をしてしまうと、美肌菌が住んでいる「角質」は「垢」として流してしまうことになり、格段に菌を減少させる危険性がある。菌が少ない人においては、日々の長風呂習慣が、あなたの肌の美肌菌を殺してしまい乾燥肌の原因になっているかもしれない。お風呂は10分〜15分浸かるほうが美肌には良いと言えるだろう。

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