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2016.09.22

散骨、樹木葬、共同墓、墓石を建立しない埋葬を選ぶ遺族が増えている理由

 近年、人生の終焉に向けてお墓や葬儀などを事前に準備する「終活」が注目され、生前にお墓を建てる人が増える一方、管理のままならないお墓が無縁化し放置される「無縁墓」が社会問題となるなど、お墓を巡る様々な話題がメディアを賑わせている。少子高齢化が進む現在、新タイプの埋葬は、墓所使用料が上昇していることや、お墓管理の負担を軽減できること、後継者不在のための無縁化を防ぐことができるなどの理由から注目を集めている。その利点や埋葬種類のユニークさからメディアも注目しており、様々な経済誌やニュース番組でも取り上げられるようになった。しかし、手法として注目を浴びる一方、実際にそれらの埋葬方式を選んだ人々が埋葬後にどう感じ、今何を思うのか。

 まごころ価格ドットコムが昨年、同社が運営する、日本初のお墓ネット専門店「お墓まごころ価格.Com」で経験者200名(20代〜70代男女)を対象に行なった、昨今新しいタイプの埋葬として注目が高まっている散骨や樹木葬、共同墓などの「墓石を建立しない埋葬」経験者の“その後”の心境についての調査によると、新タイプ埋葬は「故人の遺志」を継いで実行したという人が39.5%という結果になった。

 しかし、故人の遺志で新タイプ埋葬を行った遺族の中では41.7%が結果として「墓石という形に残らない寂しさ」を感じていることが判明。また、墓石を建てない新タイプ埋葬の経験者も、41.0%が自分の大切な人がもし亡くなった時には「従来の墓石タイプ」の埋葬を希望していることもわかり、「墓参りのたびに思い出したい」、「将来に渡り、絆を大切に出来る」など、お墓に“故人との拠り所としての役割”を求めていることがうかがえる。新タイプ埋葬のメリットを尋ねた際は、新タイプ埋葬の経験者は「お墓の維持管理」に関わるメリットを感じる一方で、「全くメリットを感じていない」と回答した人が20.0%出現。新タイプ埋葬をめぐる遺族の思いが表れた調査結果となった。

■「故人の遺志」で新タイプ埋葬を行った結果、4割が「形に残らない寂しさ」を抱いていた

「墓石を建立しない埋葬」経験者の“その後”の心境についての調査

「墓石を建立しない埋葬」経験者の“その後”の心境についての調査

 新タイプ埋葬を行うことになった「きっかけ」を聞いてみると、39.5%が「故人の遺志」と回答。しかし、故人の遺志で新タイプ埋葬を行った遺族79名中41.7%が、その結果「お墓という形に残らない寂しさ」を感じていることがわかった。故人の遺志を尊重したものの、お墓がないことに心寂しさを感じてしまうという故人と遺族の“思いのすれ違い”がうかがえる。

 故人と遺族の“すれ違い”は、生前には家族間の“すれ違い”として存在する。2014年8月に当社が発表した終活に関する意識調査においてその傾向が表れており、終活に関心があるシニア世代の59.9%が「独りで」終活をしていると回答した一方で、子世代の62.7%は終活をしていたら「話して欲しい」と回答。独りで終活するシニアと、相談してほしい子世代の“すれ違い”が見られていた。これらの結果から、埋葬方法は自分だけで決定するのではなく、家族とよく話し合い、お互いの思いを聞き入れながら行うほうがよいと言えそうだ。

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