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最大140倍!手軽に天体観測が楽しめるエレコムのスマホ天体望遠鏡『EDG-TLS001』の実力検証

2016.09.24

最大140倍!秋の夜長にスマホで天体観測を楽しむエレコム『スマホ天体望遠鏡 EDG-TLS001』

■Introduction

私が中学生の頃のメジャーな趣味と言えば、プラモデル、システムコンポ、天体観測だった。特に天体観測は、学校に天文部があり、そこには五藤光学研究所の8cm屈折赤道儀とか、高橋製作所の10cm反射赤道儀とか子供には手が届かない超一流メーカーの天体望遠鏡が揃っていた。私たちに手が届くのはアストロ、ミザール、カートンの御三家で、赤道儀なしのタイプ。それでもかなり立派で、木製の三脚と鏡胴とアイピースと付属品が木箱に収まっていた。私は密かにドブソニアンの自作を計画していたが、オーディオとカメラの方に興味がいってしまい作らず仕舞いだった。冬の寒空の下で何時間もじっとしいる天体観測は子供にはなかなかつらいものがあったのかもしれない。

それから数十年の時が流れ、段ボールパーツで組み立てる天体望遠鏡のキットが登場した。エレコム『スマホ天体望遠鏡 EDG-TLS001』である。スマホを装着して月面が撮影できるというコンセプト。対物レンズは何とガラス製アクロマートレンズを使っているというではないか。1万4120円で鏡胴が紙なら、その値段はほとんどレンズにかけられていると考えて間違いない。理想を言えばアポクロマートだが、アクロマートは紫が補正できていないだけなので、小口径レンズを肉眼で見るならたいした違いはないだろう。光学35倍でスマホのズームと組み合わせて最大約140倍になるというユニークな設計である。光学での倍率を欲ばっていないので、性能的にも期待できる。だいたいファインダーがなくて、照準で星を探すのでこれ以上倍率を上げたら実用性がなくなりそうである。

■Work

パッケージの中に入っているのは黒と白の紙製パーツと板とボードとレンズである。パーツは20個以上あり、説明書を見るとかなり面倒そうだが、1〜2時間で完成できるレベル。以前、作った紙製のJBLパラゴンより難易度は低い。接着剤も不要で、パーツを切り出して差し込んで組み立てるだけである。パーツの切り出しにはカッターナイフを使った方がいいが、なくてもきれいに外せる。一番難しいのはスマホと接眼レンズを固定する部分だ。私は重くて大きい『iPhone6Plus』を使ったので難易度が上がったと思われる。標準サイズのスマホならすんなり付くだろう。

最大140倍!秋の夜長にスマホで天体観測を楽しむエレコム『スマホ天体望遠鏡 EDG-TLS001』

パッケージには土星、木星、プレアデス星団、オリオン座大星雲、ペルセウス座二十星団、アンドロメダ大銀河、彗星なども見えると書かれている。これは肉眼の場合で、スマホでの撮影では大幅に画質が低下する

最大140倍!秋の夜長にスマホで天体観測を楽しむエレコム『スマホ天体望遠鏡 EDG-TLS001』

詳細な説明書があるので、組み立てに迷うことはない。レンズを素手で触らないこと、汚れた時の対処方などの注意書きも充実している

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