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2016.09.20

適正な糖質量を守ればたくさん食べてもOK!?最近よく聞く食事法「ロカボ」って何?

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆粗食=健康的な食生活は間違いだった!?

 近年よく聞かれるようになった「ロカボ」とは低糖質、糖質オフとも呼ばれ、適正な糖質量を摂取することで、血糖値の上がらない食事を実践して健康を保つということ。

 高血圧、食後高血糖、高脂血症が揃ったものが「メタボリックシンドローム」だが、日本では高血圧症患者が4000万人、血糖異常者が2050万人、脂質異常者が1400万人で、40代になると3~4人に一人が血糖異常者になる。自覚症状がないので健康診断で異常が見つかっても多くの人が無視してしまうため、症状が現れたときには手遅れの状況に。こうした「メタボリックドミノ」を防ぐために必要なのは生活習慣の見直しだ。

 ロカボな食生活を実践するために、「糖質オフキッチン」シリーズを販売している江崎グリコと、「食育丸の内」「丸の内シェフズクラブ」「食・楽・健康協会」が連携して「おいしくない健康なんて!」のプロジェクトがスタートした。プロジェクト開始にあたり、「おいしくない健康なんて!」宣言を行う記者会見が開催された。

おいしいものを食べて健康になる「低糖質=ロカボ」ってなに?

 会見の冒頭ではロカボの提唱者で「食・楽・健康協会」代表理事である山田 悟医師によるロカボセミナーが開かれた。

おいしいものを食べて健康になる「低糖質=ロカボ」ってなに?

「2015年版のアメリカの食事ガイドラインで、約40年におよぶ従来の栄養政策を完全に逆転させた内容が発表されるなど、健康でいるためには粗食であらねばならないという考え方がここ10年ほどで一変した。ナッツなどの植物油、オリーブ油をしっかり摂った方が心臓病や脳卒中を減らしたというデータが得られ、同じようなデータが魚や肉、バターの油でも得られた。飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸まで油をしっかりと食べている方が心臓病や脳卒中を予防できるというデータがここ数年で出てきている。

 わかりやすいのがタイム誌の表紙。1984年では卵、バター、油を控えることで血液中のコレステロールを下げて動脈硬化症を予防できるという記事だが、2014年では脂質に対する戦争はもうやめて、バターを食べようという内容に変化した。

おいしいものを食べて健康になる「低糖質=ロカボ」ってなに?

 また、腹八分目に抑えることが血糖の管理には向かないということが2014年に報告されている。油をしっかりと食べてよい、カロリーを控えても血糖の管理はできない、ならばどうすればいいのか。その答えを明確に示してくれたのが、2008年に発表された『低糖質食』と『低カロリー食』を比較した『DIRECT試験』で、これが栄養についての常識を逆転させた最初の論文。322人の肥満の人を対象に、油、カロリーを控え腹八分目でおいしいものは我慢する食べ方、地中海食と呼ばれるオリーブ油やナッツを中心にした食べ方でカロリー制限付き、糖質摂取だけ控え、カロリー制限は一切なしの3つのグループに分けて調査した。

 減量効果があり、中性脂肪を下げ、動脈硬化を予防する善玉コレステロールが一番増えたのは低糖質のグループだった。お腹いっぱい食べてもいいが糖質だけ控えるという指導が体重も血液中の脂質も良くしたことになる。これは衝撃的なデータで、2008年から2013年あたりまで世界各地で追試験が行われたがどの国でも同じ結果が出ている」(山田医師)

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