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2018.03.30

「遺言書」はなぜ必要なのか?

 相続される金額が少なくても、ひとたび相続が開始すれば、その配分を巡ってトラブルになり、家庭や、親戚、兄弟関係などを壊してしまうこともある。また、相続トラブルに至らないまでも相続開始後の手続きは煩雑でかつ複雑で、特に遺言書がない場合、相続は協議によって解決するしかない。遺言での対処にくらべると時間もかかり困難だ。

 日本法規情報が以前、同社が運営するサイト『相続問題相談サポート』『高齢者・老後・シニアライフ 税と法律の相談窓口案内』『税と法律の相談窓口案内 相続・遺言手続き』『相続税・贈与税相談サポート』の運用情報やユーザーへのアンケートを元に、相続問題に関する調査を行なったところ、遺言書がないために親族トラブルを経験した人のうち7割近くが「親族関係の修復は困難」と考えていることがわかった。

 遺言書がないために相続トラブルを経験した人に行ったアンケート調査、「相続トラブルで揉めたが出来れば修復したいと思っている」と回答した人はわずか32%に留まり、「相続トラブルで揉めた関係を修復するのは絶対無理である」と回答した人が68%に上る結果となった。相続問題を巡り、ひとたび親子間・兄弟間にひとたび亀裂が入ると、大抵の場合泥沼状態になり、解決の糸口が見出せなくなるというのはよく聞く話だ。

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■相続トラブルの原因「遺言書がなかったために相続トラブル」が第1位、自宅の相続、借金の相続で揉めるケースも

 深刻な相続トラブルを経験した人について行ったアンケート調査の結果、「遺言書がなかったため、自宅を誰が引き継ぐかで揉めた」と回答した人が最も多く41%という結果となった。次いで、「生前、親の面倒を見ていた兄弟の取り分で揉めた」と回答した人が21%、「相続手続きが煩雑で多忙の中大変だった」と回答した人が12%、「親の借金をどうするかで揉めた」と回答した人が11%、「疎遠になっていた親族と連絡が取れず手続きが難航した」と回答した人が9%、「相続した不動産の名義変更をしなかったため、揉めた」と回答した人が6%という結果となった。

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 また、今回、このような遺言書がないために相続トラブルになってしまった具体的事例についてアンケート調査を行なった。

◆長男と次男。どちらが生前に多く親から援助を受けたかでトラブルに…

「長男は生前にに海外留学や多額の学費を親から出してもらった。また、次男は新居を建てる際に援助をしてもらった。生前に援助を受けた金額が争点となり、遺産分割の際の金額でトラブルになった」

 普段は仲の良い兄弟でも、財産が関わってくると、人が変わって相続争いが起こってしまうことがある。共同相続人の中に、被相続人から特別の利益を受けていた者がいる場合に、これを単純に法定相続分の通りに分割すると、不公平が生じ相続人間に不満が生じてしまう。これを是正しようとするのが、特別受益の制度という。このような場合には、遺言書では、この「特別受益の持ち戻しの免除」を行うことで、遺言者の意思でもめ事を抑えることが可能となる。

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