そんなこんなで、あまり酔いの回っていない若手達は、場を盛り上げたり、目上を持ち上げたり、大学や社会人生活で培ったパーティー能力を発揮するわけでありますね。大忙しでございます。
お開きになる頃には、戦闘終了、神経を擦り減らしておりますから、疲れております。横に置いておいた“自分”が思いがけず楽しめる事もありまして、それはそれで上出来であります。
そんな気を遣う必要ない、と上司が言いましても、そうも行かないのが世の常でございます。案外、健気でしょう?
【まとめ】
「上司に好きなの歌って良いよ、と言われてうれしかった」と耳にした事がございます。最初から突っ走ってる部下や、新人には今更な言葉でありますが、必死さが垣間見えた時には、掛けてあげると助かる一言でありましょう。
目上も下に気をかけてあげると、円滑に会はすすんで行きますが、だからといって、年配の自分がイマドキの歌を無理に歌うのは避けましょう。若者に必死な姿を見抜かれてはなりません、イタいのレッテルを貼られます。危険でございます。
さて、新人/部下の奮闘を綴ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか。上司を交えてのカラオケの必要性を感じない、と思っているイマドキが多いのも現実でございます。歩み寄りの場にカラオケってどうよ? 否、むしろ世代ギャップ広げるだけでしょ、といった具合ですね。
それでも混合でカラオケに来た場合は、下世代の盛り上げ役に、快く身を任せてあげて下さいませ。そして、彼等が“盛り上げ易い場”を作り上げるのも、上世代の大きな役割なのかもしれませんね。
文/松永舞香
※記事内の情報は取材時のものです。