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2016.09.04

夜景はきれいに撮れるか?4K動画で360度撮影できる『Gear 360』の実力検証

■連載/石野純也のガチレビュー

 リコーの『THETA』が火をつけた360度カメラに、Galaxyでおなじみのサムスン電子が参入した。そのカメラとは、2月に開催されたMobile World Congressに合わせて発表された、『Gear 360』のことだ。『THETA』との違いは、撮れる写真の解像度にあり、『Gear 360』は4Kの動画撮影にも対応。F値2.0と明るい写真が撮れるのも、特徴となる。デザイン的には、球体というところが目を引くはずだ。

 サムスン電子は、GalaxyシリーズをVR用のヘッドマウントディスプレイ化する『Gear VR』に力を入れているが、これだけだと、あくまで人が作ったコンテンツを見ることしかできない。コンテンツを消費できる一方で、自らがそのコンテンツを作り出すことができなかったというわけだ。『Gear 360』を開発した理由もここにあり、VRに欠けていた“撮る”というピースを埋めるためのデバイスと位置づけられている。

 では、この『Gear 360』で実際にどのような映像が撮れるのか。使い勝手とともに、実力をレビューしていきたい。

サムスンが送り出す360度カメラの「Gear 360」
サムスンが送り出す360度カメラの『Gear 360』

■コンパクトだが球状なのは賛否が分かれる

『Gear 360』でインパクトがあるのは、その形状だ。球形のカメラは珍しく、見た目はゲゲゲの鬼太郎に登場する“目玉おやじ”とも形容できそうだ。その目玉のようなCMOSセンサーが前後に搭載されており、それぞれ180度ずつの写真を撮影できる。画素数は各1500万画素。これを1枚の360度画像に合成して、2590万画素相当の写真にすることが可能だ。

左右にカメラが搭載されている仕様で、2枚の写真から360度の映像を作り出す
左右にカメラが搭載されている仕様で、2枚の写真から360度の映像を作り出す

 もっとも、実際に撮影する際には、付属の三脚を取り付けた方がいい。球形だと、手持ちで撮るのが難しくなるからだ。下部はフラットになっているため、置きながら撮ることはできるものの、その都度三脚を着け外しするのが面倒なら、つけっぱなしでもいいだろう。コンパクトで、ホワイトの塗装で軽そうに見えるためか、持った時には少々重いと感じた。スペック的には152gとスマホとさほど変わらないが、その小ささゆえに、ややズッシリしている印象だ。

手持ちでの撮影をするには、三脚の装着がマストだ。置きやすくもなるため、常時装着しておいてもいい 手持ちでの撮影をするには、三脚の装着がマストだ。置きやすくもなるため、常時装着しておいてもいい
手持ちでの撮影をするには、三脚の装着がマストだ。置きやすくもなるため、常時装着しておいてもいい

 サイズは幅60.1mm、高さ56.3mm、厚さ66.7mmとコンパクトに仕上がっている。一方で、球形ならではのデメリットもある。その1つが、ポケットに入れづらいということ。『THETA』のようなフラットな形状であれば、胸ポケットやお尻のポケットに入れて持ち運べるが、『Gear 360』だと、ボコっと球体が飛び出してしまう。そのため、持ち運ぶ際には、常に手に持っているか、バッグに収納しておかなければならない。インパクトのある見た目だが、携行性は必ずしも高くない印象だ。

 もっとも、デジカメをポケットに入れておく人は少ないと思うので、その感覚で使えば問題はない。ただ、気軽に持ち運んで撮りたいときにサッと撮るという観点で言えば、形状に関してはもう少しスリムにしてほしかったというのが正直な印象だ。特に、『Gear 360』では、スマホで撮影した写真や動画を確認することが欠かせないため、撮ったあと、サッとポケットにしまっておきたい。そのようなときには、少々まどろっこしさを感じた。

 操作性はシンプルで、分かりやすい。本体についているキーは3つだけ。撮影モードの変更などはスマホにつなぐ必要がなく、単体で行える。設定変更の結果や、撮影可能な写真の枚数は、本体上部に搭載されているディスプレイでチェックできる。撮影ボタンのみ、上部に配置されているため、押し間違えることはないだろう。

側面と上部にある3つのキーで操作を行う 側面と上部にある3つのキーで操作を行う
側面と上部にある3つのキーで操作を行なう

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