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モノを買った先の付加価値をどう作る?"コト消費"時代の商品企画術

2016.08.31

■ボツネタ「血液型フレンドストラップ」をコトビジネスに進化させる方法

前述の「血液型フレンドストラップ」は、会話を作ろうとした考え方は間違っていませんが、こんなモノをきっかけにして血液型の話をアピールしたくないし、モノとして伝わりづらいので誰にもツッコまれないし、大した会話も広がらない。3つのポイントすべてを外しています。

もし今新たに企画しなおすとしたら、血液型別ノートを作りたいと思っています。仕事のアイデアづくりに役立つノートに特化したいですね。性格によって、その人に適したアイデアの作り方があります。大雑把な人と几帳面な人では、お薦めの企画の作り方が違いますし、逆に、自分と別の血液型ノートをあえて使い、自分に合っていないアイデアの作り方を試してみるのも面白い。

この商品が起こす「コト」、すなわちコミュニケーションは、仕事上で4種類の血液型のメンバーを混在させたチームを組ませることで起きる化学反応です。4種類のノートを使って仕事をしているメンバーが、それぞれのアイデアを共有しながら企画を作っていくと、面白い結果や会話が生まれます。他の人が使っているノートを見て、「あ、○○さん、O型なんですね~」「いや、実はA型なんだけど、自分的に使いやすいから今O型ノート使ってるんだよ~」など、この商品から発生し、買った人が快感を覚えるコミュニケーションを深くイメージし、一番多く発生してほしい、いわゆる「鉄板」の会話を想定する。そしてその会話を起こさせるためにどんな商品を作ってどのように世の中に届けていくかを、商品作りに落とし込んでいく。これが、モノづくりを「コトづくり」にする方法です。

ぜひ皆さんも、ご自身のビジネスに当てはめて、世の中にあふれさせたい会話から作り始める商品開発を実践してみてください。

■今回のまとめ

・「モノづくり」を「コトづくり」に進化させるためには、そのモノを使うことによって発生させる楽しい会話を設計する。

・会話を広げる3つのポイント「人に言いたいか」「他の人が持っていたら、そのモノについて話しかけたいか」「最も多く生まれる鉄板の会話は何か」を深く考えたモノづくりをすれば、商品は「コト」になり、広がっていく。

文・イラスト/高橋晋平

たかはし・しんぺい。株式会社ウサギ代表取締役。おもちゃ開発者。大手玩具メーカーに10年間勤務し、「∞プチプチ」など、数多くのヒットアイデア玩具の企画開発に携わる。現在は様々なチームとアイデア商品を共創する「アイデア・コークリエイター」として、新商品・ビジネス開発を行なっている。http://ameblo.jp/simpeiidea/

■連載/高橋晋平のビジネスのヒントは「ボツネタ」にあり!

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