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2016.08.08

あれは夏の夜の幻か?消えた女性と『玉蒟蒻』の物語

■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長

あれは夏の夜の幻か…消えた女性と『玉蒟蒻』の物語

女性が事務所に泊まる。

夜の新宿にて。足を運んだのは嘔吐物と煙、安酒の匂いが混じる思い出横丁。目線を下げれば、ネズミがおっかけっこ。

ひな鳥の4号店へと入る。変哲もない飲み屋だが、人柄の良い韓国人店主が出迎えてくれる「イラッシャイマセ〜」3か月に1度しか行かないのに「お兄さん、ウーロンハイね」とメニューも覚えてくれている。そんなことだから、いつもココ。

20時を回ると、待ち合わせの女性も入店。「マッコリ」と注文をした。数年ぶりの再会、つもる話もあり酒も進む。時間も12時を回ると、同時に酔いもまわる。本音もこぼれる。

「ねぇ、うちで飲まない」「いいよ」

すぐに会計を済まし、小滝橋通りでタクシーを拾う。夜の新宿副都心のビル群を横目に、タクシーは進む。事務所近くのコンビニに着いたころには深夜1時。チューハイとポテトチップスを買い、事務所へ帰る。ドアを開けてなかに入った瞬間、糸が切れた凧のように理性も飛ぶ。人間が隠し持つ本能が、部屋の暗闇に乗じて現れる。重なる。

昼頃、目を覚ますと幻か女性は消えていた。部屋の隅々を見渡し痕跡を探すが、髪の毛の1本もない。灯台下暗し、仕事机の上に確かな証拠を発見、昨日はなかったものがある。『おやつ玉蒟蒻 すっきり梅酢味』という菓子が置いてあった。

あれは夏の夜の幻か…消えた女性と『玉蒟蒻』の物語

封は切られており、要するに食残しの『玉蒟蒻』。

「玉・・・、蒟蒻・・・」

これは何かのメッセージかと、昨日のことを思い出してみる。『玉蒟蒻』に何か深いメッセージが込められてるのか!と勘ぐりたくなる。

とりあえずと、食べてみた。「うぅ・・・」想像と味が違う。梅酒のような甘い味をイメージしたが、かなり酸っぱい。麦茶かと思って飲んだら麺つゆだった時みたいな感じ。

脳がモヤモヤする。そもそも、蒟蒻を菓子にするという発想が何だかだ。この連載で『戦うホルモン』というホルモンを使った菓子を紹介したこともある。こーゆーのを見ると菓子業界も末だなと思う。主材は使い尽くし、残ったのは奇抜のみだ。

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