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2016.08.02

【男の腕時計】予算80万円で選ぶならメカニズムを愛でる1本を

■連載/男の腕時計

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80万円という予算は、一般的な金銭感覚からすると、かなりの大金となる。しかし機械式時計の世界では、ようやくその神髄に触れ始める入口である。

この価格帯であれば、一流ブランドの歴史の重みや技術的な楽しさを、存分に味わうことができる“一生モノ”の相棒と出会えるだろう。

■老舗の名門ブランドの個性を楽しみたい

 “語れる歴史”を持っていることと“語れる機構”を持っていることは、高級時計における必須条件だ。ブランドならではの個性も表現し、ウンチクを満載している時計なら、価格に見合った満足感を得られるだろう。

 オメガの場合、搭載しているムーブメントCal.8400に個性が詰まっている。例えば時計の精度を司る脱進機というパーツ群には、オメガが量産化に成功した「コーアクシャル脱進機」を採用している。これは摩擦を減らすことで潤滑油を最小限とし、油の劣化による精度低下を防ぐというもの。さらにデジタル時代になって急増した磁気帯びによる不良に対抗すべく、非磁性素材を用いて15000ガウスという強烈な磁気にさらしても問題ないムーブメントに仕上げている。

 IWCは歴史が面白い。2016年はIWCが最初のパイロッウオッチを発売してから80周年にあたる節目。過酷な環境下でも優れた視認性を確保するため、航空計器を思わせるシンプルな表示を作り上げたIWCでは、このジャンルのトップブランドとして、連綿と伝統を受け継いでいる。

 日本の時計産業を牽引してきたセイコーは、なんといっても自社製ムーブメントを搭載するという品質の高さがポイント。1960年に誕生したグランドセイコーは、“究極の腕時計”を目指しており、針やインデックスの形状は、セイコースタイルと称されるブランド哲学が守り抜かれている。

 どのモデルもブランドの伝統や技術をいかんなく発揮しており、ディテールやデザインに哲学を感じることができる。そのため、つけて満足感に浸るだけでなく、その背景を人の話したくなるだろう。つまり高級時計は、立派なコミュニケーションツールであり、社会人にとっては“物事にこだわりを持っている人間である”という主張にもなる。高価ではあるが、相応の結果を出してくれるのが、この価格帯の時計なのである。

■顔はオールドスタイルでも中身は最新鋭

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オメガ
シーマスター 300

1957年に誕生した本格ダイバーズウオッチ「シーマスター」。その初代モデルのデザインを引用し、インデックスに塗布した夜光塗料をベージュ色にして日焼けした風合いを演出。外見は古典的だが中身は最新鋭で、高精度&超耐磁性能を誇るムーブメントを搭載。デザイン面と機構面の両面で、タイムレスな価値を手に入れた。

ケース径:41mm
ケース素材:SS
ムーブメント:Cal.8400(自動巻き)
価格:66万円(税別)

篠田's ジャッジメント
機能性     ★★★★★
タフネス    ★★★★★
質感      ★★★★
オリジナリティ ★★★★★
※各項目5点満点で評価

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