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徹底検証!ドコモのTD-LTE対応Wi-Fiルーターは爆速なのか?

2016.07.31

■連載/石野純也のガチレビュー

 テレビCMなどで連呼されてきたこともあり、今や一般用語と言えるほど浸透した「LTE」。そのLTEには、2つの種類があることをご存じだろうか。1つが、FDD方式と呼ばれるもの。日本ではドコモ、au、ソフトバンクの3社ともが、この方式に対応しており、世界でもこちらが主流だ。FDDとは、「周波数分割」を意味する言葉で、上りと下りの通信を、周波数を分けることで区分けしている。

 これに対し、上りと下りの“時間”を細かく区切って通信するのが、TDD方式だ。この仕組みを使ったLTEのことを「TD-LTE」と呼び、中国や日本などが中心に仕様を策定してきた。ソフトバンクのグループ会社であるWireless City Planningが持つ「AXGP」や、KDDIグループのUQコミュニケーションズが展開する「WiMAX 2+」は、TD-LTEと完全互換の通信方式。名称こそ異なるが、技術的にはほぼ同じものだ。

下りと上りの通信を、時間で区切るTDD方式
下りと上りの通信を、時間で区切るTDD方式

 そのTD-LTEを唯一持っていなかったドコモが、6月からついにサービスを開始した。ドコモのTD-LTEは3.5GHz帯の周波数を使い、最大で110Mbps出る仕様。この3.5GHz帯のTD-LTEを2波使い、さらに既存のFDD-LTEを組み合わせて、合計で下り最大370Mbpsの通信速度を実現した。3.5GHz帯は既存の周波数より高く、エリアもまだスポット的に存在する程度だが、今後は徐々に拡大していく方針だ。

下り最大370Mbpsを実現した
下り最大370Mbpsを実現した

 ドコモのTD-LTEに対応した初の製品が、ファーウェイ製のWi-Fiルーター『Wi-Fi STATION HW-01H』だ。TD-LTEに対応しているのはもちろん、タッチパネルを採用し、操作性にもこだわった1台で、バッテリーも4750mAhと大容量。通信方式だけでなく、基本性能の高いルーターとしても注目の製品と言える。この『Wi-Fi STATION HW-01H』を借り、通信テストを行なった。ここでは、その使い勝手やスピード感などをレビューしていきたい。

ドコモ初のTD-LTE対応ルーター「Wi-Fi STATION HW-01H」
ドコモ初のTD-LTE対応ルーター「Wi-Fi STATION HW-01H」

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