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2016.07.28

貧すれば鈍す!?イギリスは本当に“ゲス化“したのか

■連載/Londonトレンド通信

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イギリスEU離脱国民投票の大きな争点が、EU各国からやってくる移民の制限だった。残留派の作家ウィル・セルフが投票前に言った「離脱に投票するのが100%レイシストだとは言わない。でも、レイシストは100%離脱に投票する」は確かにそうだろう。だが、それでも人々は離脱に投票した。

対して離脱派のキャッチフレーズが、イギリス独立党党首ナイジェル・ファラージの言った「ピープル対エスタブリッシュメント」。強力だ。たいていの人は自身をピープルの方に位置づけているはずだし、エスタブリッシュメントという言葉には反射的に反感を覚えさせるところがある。

それについてはガーディアン紙が興味深い調査を載せている。昨年の7月から11月にかけて4328人を対象に行われたという調査結果の要点は以下。

いわゆるブルーカラーは25%だったにもかかわらず、60%が自身をワーキングクラスと分類した。客観的にはミドルクラスであるのにワーキングクラスであるとした理由に、少数の裕福なエリートによって支配されている社会が自分たちに不利であることを挙げる人がいた。

自身をワーキングクラスと分類する人には、ミドルクラスと分類する人より、反移民派が多く占めた。
(ガーディアン紙の元記事はこちら

移民制限以外にも様々争点があったが、総じて経済的、政治的にもEUに残った方が安定すると言われていた。それでも人々は離脱に投票した。

ミドルクラスであるのにワーキングクラスと自身を位置づける不遇感を持った人々は、レイシストとの協調も厭わず、識者の意見さえ聞かなかった。なぜなら、識者と呼ばれる人たちは自分たちとは違うエリートやエスタブリッシュメント側の人間だから。と、こういうことだろうか。

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