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企業ニュース
2016.07.25

頭の堅い企業は時代の遺物と化す!これから伸びる企業のキーワード「FIDO」とは

第4回 新システム『FIDO』を導入した企業から伸びていく!?

新システム『FIDO』を導入した企業から伸びていく!?

多くのユーザーを苦しめてきた『ID・パスワード』。一方『FIDO』を使った本人認証は、セキュリティレベルも高く、ユーザーは指紋をかざすだけ、といいことずくめだ。なのになぜ、日本ではまだ普及していないのか。最終回は、FIDOの日本国内での普及を任されているDDSの三吉野健滋社長に、普及に向けてのハードルとスケジュールを聞いた。

■銀行の傲慢、ユーザーの苦痛

三吉野氏がある銀行を訪ねた時だ。彼は先方の幹部に鼻で笑われたという。

「私が『ID・パスワードを覚えきれず困っている方がいる』と話すと、幹部は『当行のお客様にそんな頭の悪い人はいませんよ』と笑うのです。また、本人認証システムが難しく、トークンなどを配られ、ワンタイムパスワードなどと言われても使いこなせない方が多いと話すと、再び『こんな簡単なものがわからないはずがない』と言う」

聞くだに腹立たしい話ではないか。その銀行幹部の耳元で『私は困ってるぞ!』と大声を出してやりたい。

だが、天網恢恢疎にして漏らさず。三吉野氏によれば、FIDOの普及を阻み、顧客に複雑なID・パスワードシステムを押しつけている企業は、次世代eコマース市場で一気に勢力が衰退する可能性があるという。

■もう、住所を書く必要はない!

いま、eコマースの現場では「パスワードや住所の入力による離脱」が問題になっている。ネットでほしい商品を見つけても、新たにパスワードを設定し、住所や電話番号を入力するのが面倒で買わない……といったユーザーが多数存在するのだ。また、大手eコマースサイトが優位に立っているのも「住所や電話番号を入力せずに済むから」だ。

「これと同様に、将来は『指紋認証で簡単に買えるサイトで買う』『FIDOに対応しているホテルに泊まる』という行動が当たり前になるはずです」

既報の通り、本人認証はFIDOによって大幅に簡略化できるが、それだけではないのだ。

ユーザーはスマホに個人情報を入力しておく。年齢、住所、電話番号、性別など、eコマースに必要な情報をあらかじめ入力しておくのだ。そして、eコマースサイトでIDを取得する時、「このサイトに個人情報を送信する」と承認すれば、個人情報を打ち込むことなく、スマホからeコマースサイトへ送ることができるようになるのだ。

「いま、仮に引っ越したら、amazon、楽天から銀行まで、様々、届け出が必要になりますよね。しかし今後は、自分のスマホに保存してある個人情報を変更するだけ。個人情報を変更したら、『FIDOでつながっているサイトに個人情報を送信しますか?』といった承認画面が現われ、YESを選択すると、自動的に自分が関わるすべてのサイトで、住所変更が済んでしまうのです」

しかし、FIDOに対応していないサイトには、これら個人情報が送られることはない。すなわち、ログインに時間がかかるだけでなく「また住所の入力か」とユーザーに不便な思いをさせることになる。

新システム『FIDO』を導入した企業から伸びていく!?

「ホテル、航空券の予約、会員権、ポイントカード……何度も何度も、嫌と言うほど、自分の住所や電話番号を書かされますよね。ところが、その手間がなくなるのです。『FIDOに対応しているなら買ってもいい、会員になってもいい』というお客様が増えてきたら、対応していない企業は時代の遺物のようになっていきかねません」

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