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2016.07.12

ポルシェが『ケイマン718』の発表会で伝えたかったこと

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 ポルシェ ジャパンは、7月1日に東京・虎ノ門ヒルズで「Keynote 2016」という発表会を行なった。同社が設立から21年目に入ったことと、オフィスを目黒から虎ノ門に移し、新たなスタートを切ったということから同社代表取締役社長の七五三木(しめぎ)敏幸氏のスピーチは始まった。

「ポルシェ ジャパンはこの20年間で販売台数を約3倍以上に伸ばしてきました」

ポルシェが『ケイマン718』の発表会で伝えたかったこと

 2015年度(2015年4月から2016年3月)の販売台数は6802台。2014年度が5408台。この伸びは『マカン』という『カイエン』に次ぐ、2モデル目のSUVの投入が大きいだろう。ポルシェはスポーツカーブランドであるのは間違いないが、日本でも世界でも『カイエン』や『マカン』、そして4ドアの『パナメーラ』などの成功が販売台数を押し上げている。

 現在のポルシェの総生産台数は20万台を優に超えるまでに成長したが、2003年に『カイエン』が投入される前には5万台に満たなかった時代もあったのである。倒産の噂さえ聞こえていた。『カイエン』の成功と、新興国でのマーケットの拡がりがポルシェを上向かせて今日の隆盛に至っている。

 七五三木社長が話すステージの上には、向かって左側には先日のルマン24時間レースで総合優勝を果たした『919』、右側にはベールを被せられたクルマが鎮座している。ベールは被されていても、そのクルマが『718ケイマン』であることは来場者はみんなわかっていた。すでにオフィシャルサイトで発表されているからだ。

ポルシェが『ケイマン718』の発表会で伝えたかったこと ポルシェが『ケイマン718』の発表会で伝えたかったこと

 本社からやって来たセールス・マーケティング担当取締役のデトレブ・フォン・プラテン氏とともに『718ケイマン』のベールを剥がしたが、詳しい説明は事前に配られた資料で済ませ、説明は行なわれなかった。スライドを交えて詳しく説明されたのは、自らのミッションと定めた「魅力的なポルシェを提供し続ける」ことと「日本の豊かな環境を守る」ということだった。

 それらのための具体的な施策として、「クラシックポルシェへの継続的メインテナンスとパーツの供給」「プラグインハイブリッド車の継続的な供給拡大」「電気自動車のスポーツカー“ミッションE"の近い将来の日本導入」「ドライビングスクールの継続開催」「カレラカップのサポート継続」などだ。

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