
■連載/ペットゥモロー通信
白黒の美しいコントラストにはリスクもある!?
ダルメシアンと言えば、映画「101匹わんちゃん」の犬として有名な犬種。
最大の特徴は、やはり直径2~3cm程の黒い斑点と真っ白な毛色。その美しいコントラストは見る者を魅了しますが、同時に遺伝病である難聴のリスクを抱えています。
毛色・皮膚・瞳の色等は、メラニン色素によって作られているのですが、ダルメシアンの白い毛の部分にはメラニン色素を作り出す細胞がありません。
メラニンを作る細胞は、内耳の蝸牛という部分にもあり、正常な聴覚を維持する働きもしています。しかし、ダルメシアンはメラニンを作る細胞が少ないため、内耳の聴覚器に異常が起こり、片耳・あるいは両耳が聞こえないという聴覚障害のリスクがあるのです。
もちろんダルメシアンに限ったことではなく、他の犬種でも先天的にかかりやすい病気が存在します。
犬を飼う際は、犬のこと、その犬種のことをよく調べて理解したうえで飼うことが大切です。
文/大原絵理香(ペットゥモロー編集部)
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