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【開発秘話】発売から1か月で600万食以上売れた『カップヌードル リッチ』

2016.07.09

■スッポン鍋の有名店を食べ歩く

 フレーバーを決めるに当たっては、まずシニア層の人たちに響く高級料理や高級素材をピックアップ。ラーメンとの相性から、フカヒレとスッポンに決まった。麺は通常の『カップヌードル』と同じものを使って開発を進めることにした。

 ただ、「スッポンは賛否両論あった」と藤野氏。精力剤のイメージもあり、あからさまに打ち出すと恥ずかしくて買いにくいという危惧があったからであった。

 しかし調べていくと、スッポンはコラーゲンが豊富で女性の間では注目されていた。女性にとってスッポンは、コラーゲンのイメージが強いことから、コラーゲンが豊富だということを打ち出すことにした。それに、フカヒレもコラーゲンが豊富なことから、統一感を出せることになった。

 フカヒレは中華料理の食材なので、スッポンは和のイメージで味づくりをしていくことにした。しかし、和のスッポンスープとラーメンの相性は未知数でイメージもしづらい。そこで、東京はもちろんのこと、京都にも遠征してスッポン鍋の有名店を食べ歩き、ラーメンに合いそうなスッポンスープをつくっているところを探した。「高級食材ですから、とにかく経費がかかりました」と笑いながら話す藤野氏。和風でスッポンの風味がしっかり出ていて、ラーメンの麺との相性がよさそうな理想的なスッポンスープを探し、それを元にスッポンスープを開発。和風だしが強い方が麺との相性がよいことから、和風だしをきかせることにした。

 一方、味のイメージがしやすいフカヒレは、本物を使うとコストがかかりすぎることから、フカヒレはゼラチン加工品を使うことにした。「ただ、カップ麺の具材として加工するのが難しかった」と藤野氏。本物らしい食感や本物のように先端を細くすることの難易度が高かったという。

日清食品『カップヌードル リッチ』 日清食品『カップヌードル リッチ』

■「カップヌードルよりうまいじゃねえか。バヤやろう!」

『カップヌードル リッチ』は『カップヌードル』初のプレミアムタイプということもあり、発売前から話題性があった。

 まず発売前に、同社が新商品サキドリ企画として実施している「Flying Get」の第4弾として、『カップヌードル リッチ』の2種類を1食ずつセットしたものを限定販売したところ、用意した2000食が発売開始日に完売。通常の1000食より増やしたにもかかわらず、「Flying Get」の中で最速で売り切った。

日清食品『カップヌードル リッチ』

 また、4月に『カップヌードル』の新CMが諸事情により放送中止になったが、そのすぐ直後に『カップヌードル リッチ』が発売となったことから、発売日当日の発売イベントがマスコミに注目されるところとなった。

 さらに発売後、店頭と新聞をメインにビートたけしさんを起用してプロモーションを展開。「カップヌードルよりうまいじゃねえか。バヤやろう!」と打ち出した。新聞をプロモーションのメインに据えたのは、シニア層が一番接するメディアであるためで、「滅多にしない新聞への商品広告出稿を行なった」と藤野氏。新聞広告を見て知り買ったシニアも多かったという。

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