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不満を抱えたまま会社に居残り転職できない人の特徴

2016.07.08

■自分をアピールする意志や意欲に欠ける

 中途採用試験では面接を受けることが多い。その前段階で、書類選考がある。これらをパスするために、経歴を詐称したり、嘘を記すことは許されない。例えば、会社を辞めているのに「在籍中」と書くことなどは極めて好ましくないことだ。一方で、自分という商品を大いにアピールはするべきである。

 会社に在籍中に仕事の実績があるならば、それらをわかりやすく伝えるべきだ。だが、これが意外と難しい。面接試験できちんと話して、「よし、伝わった。手ごたえあり」と思っても、実は十分伝わっていないことがある。同じ業界であっても、仕事の内容や実績を伝え、理解してもらうことは相当難しいことだ。

 内定をもらうためには、この壁を乗り越えなければならない。そのためには、いかに自分をわかってもらうか、という姿勢で履歴書や職務経歴書を何度も練り直す必要がある。中には数十回以上、書き直す人もいる。これほどまでに、自分をアピールする意欲や意志がある人を「挫折」した人だといえるだろうか。こういう気持ちや情熱がない人こそ、すでに「挫折」しているのではないだろうか。

■迷いを断ち切れない

 いざ、転職をしようとすると、多くの人は迷い始める。内定をつかんだ後でも、辞表を提出することにためらう人もいる。ドラマのように、勇ましく辞表をたたきつけるような人はめったにいない。やはり、会社や職場、同僚らに何らかの愛着はあるのだろうし、思いがあるのだ。転職をする人は、それらを断ち切る力がある。その意味では、優れているのだ。断ち切る力がない人のほうこそ、「挫折」している可能性がある。大きな不満があるなら、辞めるべきだ。いつまでもそこに属しているだけで、周りの社員や取引先などに迷惑をかける可能性がある。

 今の会社に不満がなく、仕事や人間関係にも満たされているのであれば、もちろん会社を辞める必要はない。会社に残って、これからも活躍するべきだ。断っておくが、転職をする人が優秀だということではない。転職をする人の中には、さほど仕事ができず、トラブルが多いから辞めていかざるを得ない人もいるし、「上司が嫌だ」「会社がダメだ」とかいった理由で辞めていく人もいる。

 こういう人たちは、転職先でもうまくいかない傾向がある。転職を繰り返し、キャリアを破たんさせる人も少なくない。事実、転職する人こそが「挫折」ととらえることもできるのだ。転職する人を「挫折」とみるか、それとも転職できない人を「挫折」ととらえるか。他人を判断する前に、自分に置き換えてみてはいかがだろう。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

■連載/あるあるビジネス処方箋

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